はかぼんさん 空蝉風土記 新潮文庫

さだまさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101229065
ISBN 10 : 4101229066
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
431p;16

内容詳細

風に揺れる枝垂れ柳が美しい京都の高瀬川で、少年が自殺した。白衣白袴という異様な姿で。死の背景には、旧家に伝わる謎の儀式があった(「はかぼんさん」)。身を持ち崩した一人の男を救ったのは、海辺の標着物だった(「夜神、または阿神吽神」)。緑豊かな信州に嫁いだ女性。夜半、婚家に「鬼」が訪れる―(「鬼宿」)。各地を訪ね歩いて出逢った、背筋が凍り、心を柔らかく浴かす奇譚集。

【著者紹介】
さだまさし : 1952(昭和27)年長崎県生れ。’73年フォークデュオ「グレープ」としてデビューし、「精霊流し」「無縁坂」などのヒット曲を生み出す。’76年にソロとなった後も、多くの大ヒットを生む。2001(平成13)年『精霊流し』で小説家としての活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chantal(シャンタール) さん

    まっさんと思しき、どうやら作家先生らしい人物が各地で聞いた不思議な話を探りに現地に出かけ、自らその不思議を体験する。その不思議は決してオカルト的なものではなく、柳田國男を彷彿とさせる、昔から人々が信じてきた「神様」の存在を思わせる。今の世は科学で解明出来ない事などないのかもしれない。でも、どうにも説明の付かない事もやっぱりあるんじゃないかな。四国での「同行三人」がとくに良かった。またお遍路、再開したいなあ。時には山の中や海辺で、日頃のせかせかした毎日を忘れ、自然や神様とのんびり過ごす時間も必要だよね。

  • 佳乃 さん

    どの話も不思議だったけれど、自分にも「そうそう、それ分かる。そうなんだよね。」と思えることがあった。この広い世界に日本と言う国には本当に不思議がいっぱい。もっとたくさんの不思議が読んでみたいですね。

  • との@恥をかいて気分すっきり。 さん

    これはさだまさしさんのエッセイ集?と思いながら読んで、すっかり騙されました。お話に出てくる店名とか儀式とかが気になり、スマホで検索したものの何もひっかからないので、すべてさだワールドの中なんだと自覚した次第です。面白かったです。

  • チアモン さん

    「同行三人」と「はかぼんさん」がとても面白く読めた。色々な地域の言い伝えや風習などをベースに書いた短編集。フィクションなのかノンフィクションなのか・・・。とても不思議な内容でした。でも、楽しく読めました。

  • PPP さん

    ★★★☆☆:日本人の生活や宗教観(八百万の神)を彼是と想像させ、ほっこりする短編集。古来から各地に伝わる儀式(祭り)には、役があって、台詞があって、地元の人達の連帯感には余所者を寄せ付けない雰囲気があり、畏怖の念や警戒心をも抱かせる。が、お祭り(露店付き‼)は異空間への通り道≠ンたいでやっぱり心踊る。夏の祭りは特によい!「安曇庵」の十割蕎麦が美味しそうだったなぁ。(創作と知って残念)ーー〈 東京の小さな空では《神様》の存在って見え難い 〉ーー

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