マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ

さそうあきら

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575316629
ISBN 10 : 4575316628
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
409p;21

内容詳細

京都精華大学マンガ学部で教鞭を取り、のべ1000人の学生を教えてきたさそう先生が惜しげもなくその物語創作術を指南!

目次 : 「アイデアを発想する」/ 「『はじめてのおつかい』というストーリーモデル」/ 「問題が提起される瞬間とは」/ 「問題の大きさとストーリーの尺」/ 「身につまされる問題とは」(前編)/ 「身につまされる問題とは」(後編)/ 「二つの起承転結」/ 「ストーリーに原型はあるのか?」/ 「『手錠の二人』というストーリーモデル」/ 「一語で表現されるキャラクター」/ 「キャラクターの魂を吹き込む」/ 「五感に訴える表現」/ 「見てきたような嘘をつけ」/ 「『本当らしさ』とは何か」/ 「テーマって何だろう」/ 初出/ 注釈/ あとがき

【著者紹介】
さそうあきら : 1961年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学在学中、早稲田大学漫画研究会に所属する。’84年「シロイシロイナツヤネン」でちばてつや賞大賞を受賞し、デビュー。’99年、「神童」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞と手塚治虫文化賞マンガ優秀賞をダブル受賞。’08年「マエストロ」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を再び受賞。’06年〜’21年、京都精華大学マンガ学部で教鞭を取る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ニョンブーチョッパー さん

    ★★★★★ 全編漫画なのでするする読める。どんな考えをたどって漫画が作られていくのかがよく分かって興味深い。ストーリー作り、キャラクター造形、作画。漫画家っていろいろな役割をこなさなくちゃいけなくて大変。ハリウッドの脚本は起承転結ではなくて三幕形式だという記述が最も印象に残った。

  • しゅー さん

    ★★★マンガに限らず、物語の創作を志す人やフィクションをより深く楽しみたい人に、広くオススメできる本だった。脚本術の本の古典をしっかり踏まえたうえで、それをかみくだき、さらには著者の実作を踏まえて解説してくれるので非常にわかりやすい。起承転結は単純すぎるし「英雄の旅」は複雑すぎるんだよねぇって方にも大丈夫。両者の中間くらいのうまい説明をしてくれています。読みながら痛感したのは「ひきだし」の多さの必要性と、それに基づくアイデア出しの大切さ。マンダラチャートやマインドマップって、こういうところでも使えるのね。

  • プロムナード さん

    あまりにも良書で感動。当代一流の漫画家としての実力+京都精華大で15年教えた経験+ハリウッド脚本術はもとより純文、エンタメから童話、絵本、演劇まで射程の広い参考文献と、役に立たないはずがありません。講義自体がマンガになってるのも贅沢なのですが、実例を「自作」してしまうところも凄まじい。講義も実例も、さそう先生のマンガの上手さにうならされつつ(巻末の実作にはぼろぼろ泣きました)、その内容の有用性にも興奮しました。脚本術なので小説にもほぼそのまま役立つ内容。10倍の値段の価値があります。

  • Fumitaka さん

    あらためて脚本や配役の効果について図解していただけたと思います。ファンタジーに重要なのは異なる価値観を示すことであって設定を見せることではない(p. 127)というのはシュヴァンクマイエルも言っていたことで、もう少し後ろの「読者が食べたいのは肉であって骨組みではない」(p. 211)とも関連しているのではないでしょうか。その肉付けというか味付けこそが対照的な登場人物やストーリー上の枷から来る迫真性、とか改めて認識させていただきました。キングの『書くことについて』の「テーマ」に関するくだりが出て来て嬉しい。

  • とんび さん

    マンガのための脚本論、というより漫画で描かれた脚本論という感じで、漫画以外の脚本全般に通用する内容に思います。例に出ている作品には映画も多い。 個々の解説もなるほどと頷く内容ですが、作例のマンガが面白いので説得力が半端ない。

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さそうあきら

1961年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学在学中、早稲田大学漫画研究会に所属する。’84年「シロイシロイナツヤネン」でちばてつや賞大賞を受賞し、デビュー。’99年、「神童」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞と手塚治虫文化賞マンガ優秀賞をダブル受賞。’08年「マエストロ」で文化庁メディア芸術祭マンガ

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