冬に咲く花のように生きたあなた メディアワークス文庫

こがらし輪音

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049129649
ISBN 10 : 4049129647
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

「明日死んでもいいくらい、後悔のない人生を送りたい」幼い頃から難病を抱え、限りある日々を大切に生きる赤月よすが。「明日死んでもいいくらい、人生が楽しくない」いじめから逃れるために親友を裏切り、絶望の日々を過ごす中学生の少女・戸張柊子。正反対の道を歩む2人は、ある事故をきっかけにお互いの心が入れ替わってしまう。死にたがりの少女との出会いに運命を感じたよすがは、過去に自分が描いた一枚の絵が問題解決の鍵だと気づき…。

【著者紹介】
こがらし輪音 : 第24回電撃小説大賞にて“大賞”を受賞。デビュー作『この空の上で、いつまでも君を待っている』が10万部を超えるヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 黒瀬 さん

    【氷点下で舞い散る雪華が、今は不思議と温かい】 似て非なる価値観を持ちながら生きるOL・赤月よすがと中学生・戸張柊子。ある事故をきっかけに心が入れ替わってしまった二人がお互いを繋ぎ止める一枚の絵を軸として、自分自身が消えてしまう前に希望を次の世代に託す物語。一言で表すとレディミーツガール。『冬に咲く満開の花』という絵空事のようなものに変えられた、変えてもらった三人の少女の中で希望と決意が生き続ける切なくも温かい物語でした。

  • はつばあば さん

    「後悔のない人生を送りたい」よすがと「明日死んでもいいくらい、人生が楽しくない」中学生の柊子。もし私が今の中学生にタイムスリップしたなら到底今の子供達の中に入っていけそうもない。意地悪さが悪辣化してるというか大人の真似か、私もハミゴになってそう(^^;。こういうコロナの今、きっとどこかでホッとしている子もいるだろう。若い頃は自分が大人なってどんな花を咲かせるかわからない・・それが怖いのかも。いつまでも下を向いて生きてはいない。どんなきっかけで大きく羽ばたくか。たった一言の忠告でも大切にすれば人生変わる

  • Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです さん

    《あらすじ・感想》毎日が辛く死にたいと思っている少女・柊子。明日死んだとしても後悔のないように生きたいと思っているOL・よすが。二人はある事故をきっかけにお互いの体と魂が入れ替わる。死にたいと願う柊子と生きたいと願うよすがの入れ替わり物語__。とても面白かった。以前同じ作者の作品を読了し気になっていた作品。やっぱりあったかくさせられる。正反対の二人の入れ替わりはあまりにも大変そうで読んでるこっちもハラハラだった。でも読了後のほっこり感がたまらない。是非一度。

  • はづき さん

    魂が入れ替わって人間関係を解決する話。良い話でした。やっぱ、どこにでも淡河さんみたいな人いるよね。こういう人って大体家での居場所がない人だよね… でも淡河さんの過去話読んだら可哀想な人だな…と同情しちゃう。でも最後にはちょっとは良い人になってて良かった。最後の終わり方も納得でした。

  • ツバサ さん

    毎日いつ死んでも良いように生きるのって言葉にするより、難しい。自分の為に生きつつ、誰かの為に動けるのって良いな。物語的には気になるところが多いですが、全体的には満足感がありました。

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人物・団体紹介

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こがらし輪音

愛知県出身の小説家。2018年『この空の上で、いつまでも君を待っている』で電撃小説大賞〈大賞〉を受賞しデビュー。繊細な心理描写と切ない物語が特徴で、10万部を超えるヒットに。TRPGなどのシナリオ制作にも関わる。年齢・生年は非公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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