おおたとしまさ

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中学入試　超良問で学ぶニッポンの課題 中公新書ラクレ

おおたとしまさ

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基本情報

ジャンル
：
語学・教育・辞書
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784121507822
ISBN 10 : 4121507827
フォーマット
：
本
出版社
：
中央公論新社
発行年月
：
2022年12月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
蟹江憲史, おおたとしまさ, 山本祐 ,  
追加情報
:
２２９ｐ；18

内容詳細

中学入試の社会科は、現実社会を映す鏡である。２０２２年の実際の入試問題の中から、中学受験のプロが９問を厳選。外国人労働者、環境、格差、ジェンダーなど多岐にわたる分野はＳＤＧｓにも通じており、大人の学びにとっても格好の教科書となる。掲載校は麻布、田園調布、武蔵、頌栄、浅野、〓友、駒場東邦、東京純心、市川。圧倒的本気度の９問は、子どもにとってはペーパーテストでも、大人にとっては解決すべきリアルな課題だ。

目次 : １章　人権軽視の政府に黙っていていいのか？（麻布中学校）/ ２章　公害のない社会を実現する方法は？（田園調布学園中等部）/ ３章　平等に見える教育制度の落とし穴は何か？（武蔵中学校）/ ４章　ジェンダー・ギャップ解消に何が必要か？（頌栄女子学院中学校）/ ５章　技術革新は暮らしを豊かにするのか？（浅野中学校）/ ６章　原発のジレンマを乗り越えるには？（〓友学園女子中学校）/ ７章　「しわ寄せ」を他国に押しつけていいのか？（駒場東邦中学校）/ ８章　そのチョコレートは本当に「おいしい」？（東京純心女子中学校）/ ９章　ＳＤＧｓで世界は本当に良くなるのか？（市川中学校）

【著者紹介】
おおたとしまさ : 教育ジャーナリスト。株式会社リクルートで雑誌編集に携わる。２００５年に独立。教育現場への丹念な取材をもとに、書籍やコラム執筆、講演活動を行う

蟹江憲史 : 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。同大学ＳＦＣ研究所×ＳＤＧ・ラボ代表。ＳＤＧｓ関連を中心に政府委員等を多数務める

山本祐 : 中学受験専門プロ家庭教師。一橋セイシン会では最古参、２０年以上の家庭教師としての指導経験がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • りょうみや さん

    読了日：2023/01/08

    中学入試の社会を題材にした大人向けの本とあるが本当に大人でも面白いし難しいし考えさせられる。知識・思考・判断の総合力が必要とされる。2022年の入試に限ってもこれだけ幅広い社会問題を扱う本が作ることができるのもすごい。各学校がどんな生徒を求めているかが伝わってくる。個人的には算数の難問よりももっとこういった社会の難問で差をつけるほうが健全だと思える。社会なしの3科目受験が進んでいる関西中学受験が不満になる。

  • 武井　康則 さん

    読了日：2024/06/03

    中学入試の社会から、良問を選択、1章の外国人労働者問題の麻布中学、公害問題を取り上げた田園調布学園など、力作と言えるが、次の教育問題、女性問題辺りから、よくあるような問題で最後のSDGｓになると、政府の旗振り役かなと。SDGsでは批判的な斎藤幸平「人新世」を取り上げながら、やっぱりSDGs。中学入試でその深さ、素晴らしさに胸打つものもあるけれど、やはりそれは当然一部であって、

  • ヨータン さん

    読了日：2025/02/07

    中学入試のほうが大学入試よりも時代の先を行っているように感じます。私立大学の入試も、細かな知識を問う問題を廃止し、中学入試のように社会問題を取り上げ、自分の考えを述べさせる形式へとシフトしてほしいです。

  • Happy Like a Honeybee さん

    読了日：2023/03/12

    中学入試を侮るなかれ。 時制問題はきちんと新聞を読み続けないと正解は出せない。 環境を嘆くより、付与された条件の中で最適解を見つけるのは子供大人も同様だ。

  • 嵐 千里 さん

    読了日：2023/02/05

    中学入試問題と侮るなかれ。 池上解説風な問題文（懇切丁寧）に、鋭い設問。 これを小学生に解かせるのかと腰を抜かす。 大の大人も真っ青な一書。 SDGｇに傾いているのが疑問だが、斎藤幸平氏の『人新生の資本論』の出題が取り上げられており、納得。

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