いわむらかずお (岩村和朗)

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ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ

いわむらかずお (岩村和朗)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039632500
ISBN 10 : 4039632508
フォーマット
出版社
発行年月
1985年12月
日本
追加情報
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26cm,1冊

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    秋の夕暮れの切なさ。秒針は均一に刻み続けているのに、もう暗くなってしまうのか。最終列車。誰もいない駅。ひとりぼっちの夜。つい眠りに落ちてしまう。車輪の音も遠ざかっていく。ここからがいわむらかずおさんの世界。人間の畑に行けばそれは襲われるさ。あいつが悪いんだ。いくら堪えていても零れ落ちていく。さつまいもは美味しいからな。忘れられなかったんだ。しかしそこまでしなくてもいいのに。みんな生き延びるんだ。満員電車は何処へ向かって走っていくのだろう。転がる空き缶は誰も片付けやしないのさ。残響。こんな絵本があったのか。

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    14匹シリーズでお馴染み。あれ?人間が出て来たと思ったらやっぱりネズミも出て来た🐭1人ポツリと乗った最終列車に続々と乗り込んで来る動物達。彼らの運命は全て人間達が握っていた・・・「私達の命は人間次第。」と口々に言い合うのが悲しい。用が済めば殺される運命にある彼らの言葉が心に突き刺さる。そう言えば廃線になってしまうかも知れないこの列車も同じ様な運命かも知れない。とても深いお話。

  • zero1 さん

    ローカル線は旅愁が満載。秋、午後5時の無人駅。旅行者の主人公はディーゼルカーの最終列車に乗る。寝てしまい起きると自分だけ。だが駅に着くと別の乗客が乗ってくる。車内に落ちていた空き缶はメタファー。誰もが用無しになると捨てられるのか。各乗客に物語あり。もし宮崎駿なら「ぽんぽこ」。オーウェルなら「動物農場」。ケストナーならズバリ「どうぶつ会議」。では宮沢賢治ならどうしたか。もうひとつ、本書は【少数派の怖さ】も。★本書を紹介してくれた、やすらぎさんに感謝。★読メのデータで1ページのため72ページに修正。

  • p.ntsk さん

    夢か幻か。夜の山間を走る最終列車に乗り込んだ旅人の奇妙な体験。文章と絵のページが交互に表れ読み進むごとに緊張感が高まりました。ストーリーは関係ないけど黒澤明監督の映画『夢』を思い出しました。

  • Rosemary* さん

    日も暮れた秋の日の最終列車。いつの間にか乗っているのは旅人の僕ひとり。いやいや、耳をすますと何やら同乗者がいるようです。その後も色々な人達(?)が乗ってきて…。これは著者の住む我が県の列車なのかな、方言が耳慣れた気がします(笑)季節感と夜の雰囲気が漂う、ほのぼのとしながらも話の内容が内容で、緊迫感も感じさせる儚い夢のようなお話でした。

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いわむらかずお (岩村和朗)

絵本作家。1939年、東京都生まれ。東京藝術大学工芸科卒業。1975年、栃木県益子町の雑木林の中に移り住む。「14ひきのシリーズ」(童心社)や「こりすのシリーズ」(至光社)は国内だけでなく、フランス、ドイツ、台湾などでもロングセラーとなり、世界の子どもたちに親しまれている。『14ひきのあさごはん』で

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