日本語ラップ・インタビューズ

いとうせいこう

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791770274
ISBN 10 : 4791770277
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
236p;20

内容詳細

「日本語でラップをやることは、自転車に乗ることと似てると思ってる。
自転車って、乗れるようになった後は、乗れなかったことを忘れちゃうでしょ?」(いとうせいこう)。
日本語ラップのオリジネイターから、新世代を担うラッパーまで、世代を横断したインタビューを通して日本語ラップの技術と歴史を俯瞰する決定版証言集。
いとうせいこう、Zeebra、般若、ANARCHY、漢 a.k.a. GAMI、KOHH、MARIA、T-Pablowらのインタビューを収める。


【目次】

まえがき 二木信

第一章 いとうせいこう――自転車に乗ってどこまでも(聞き手=磯部涼)

第二章 Zeebra――シーンを導く表現技法(聞き手=佐藤雄一)

第三章 般若――昭和の残党〞の戦い(聞き手=二木信)

第四章  漢 a.k.a. GAMI× ANARCHY ――ヒップホップ〞の証明 ストリートを超えて(聞き手=二木信)

第五章 KOHH――滲みだす叫び〞(聞き手=山田文大)

第六章 MARIA――パーティー・ヒップホップ・ヨコハマ(聞き手=二木信)

第七章 T-Pablow――「内なるJ」と向かい合う(聞き手=磯部涼)

あとがき 磯部涼


[著者] いとうせいこう
作家。音楽作品に『建設的』(いとうせいこう& TINNIE PUNX、一九八六)、著書に『想像ラジオ』(二〇一三)、『鼻に挟み撃ち』(二〇一四)など。

[著者] Zeebra
ヒップホップアクティヴィスト。作品に『25 To Life』(二〇一三)、『Black World/White Heat』(二〇一一)、著書に『HARDCORE FLASH vol.1 EDITED BY ZEEBRA』(二〇一七)など。

[著者] 般若
ラッパー。作品に『グランドスラム』(二〇一六)、『#バースデー』(二〇一四)、『コンサート』(二〇一三)など。

[著者] 漢 a.k.a. GAMI
ラッパー、株式会社鎖グループ及びヒップホップレーベル「9SARI GROUP」代表。作品に『MURDARATION』(二〇一二)、『導〜みちしるべ〜』(二〇〇五)など。

[著者] ANARCHY
ラッパー。作品に『BLKFLG』(二〇一六)、『NEW YANKEE』(二〇一四)、著書に『痛みの作文』(二〇〇八)など。

[著者] KOHH
ラッパー/アーティスト。作品に『DIRT U』(二〇一六)、『DIRT』(二〇一五)、『梔子』(二〇一五)など。

[著者] MARIA
ラッパー。SIMI LAB としても活動。作品に『Pieces』(二〇一七)、『Detox』(二〇一三)、『Page2:Mind Over Matter』(SIMI LAB、二〇一四)など。

[著者] T-Pablow
ラッパー。BAD HOP、2WINとしても活動。作品に『Mobb Life』(BAD HOP、二〇一七)、『BORN TO WIN』(2WIN、二〇一五)など。

[著者] 磯部涼
ライター。著書に『ルポ 川崎』(二〇一七)、『ラップは何を映しているのか』(共著、二〇一七)『音楽が終わって、人生が始まる』(二〇一二)など。

[著者] 二木信
ライター。著書に『しくじるなよ、ルーディ』(二〇一三)、『ゼロ年代の音楽』(共著、二〇一〇)、『素人の乱』(共著、二〇〇八)など。

[著者] 佐藤雄一
詩人。第四五回現代詩手帖賞受賞。「絶対的にHIP HOPであらねばならない」(『現代詩手帖』連載)などを執筆。

[著者] 山田文大
ライター。著書に『実録! 「裏稼業」騙しの手口』(二〇一四)。TwiGy『十六小節』(二〇一六)の聞き手・構成などをつとめる。

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読書メーターレビュー

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  • ベンアル さん

    2016年に書かれた本で、フリースタイルダンジョンの放送でブームとなったヒップホップについて当事者のインタビューをしながら、ヒップホップとは何かについて書かれている。j-rapはラップをしている音楽家で、ヒップホップは内面や生き様を含めたもので、自分は後者が好きだ。この本を読んだ後、久々にanarchyを聞いたら、歌詞に説得力を感じた。

  • オールドサイレンサー さん

    ★★★☆☆ もう少し深みがほしかった感がありますが、さらっと読めて気分転換にいいです(笑)

  • nizimasu さん

    日本語ラップと言えば個人的には漢の書いた「ヒップホップドリーム」がここ最近で読んだ本の中でも屈指の肚を見せた本だと思った。ストリートというのは日本においてはなかなかイメージしづらいものだったけど彼の言葉からは地に足のついた悪さも含めての佇まいが実に堂々としていて楽しめた。彼と後輩分のアナーキーの対談は面白かったが白眉はSIMILABのマリアのインタビューで彼女の音楽はそれで好きだったけど結構、ビッチなインタビューでそれが好ましくてふむふむと読める。せいこうさんのジブラも懐かしいよね。今の文脈とは違うけど

  • U さん

    短歌・和歌とラップって似ている部分が多い?と思い地元の図書館にある本で少しずつ勉強中。歌舞伎の口上にも共通点あるような。文化の発祥、表現される形が短歌や歌舞伎と異なるのに共通点があるようでラップって面白い。やはり日本人には七五調が馴染み深いのねと納得すると同時にそこからどう脱却するか試行錯誤して日本語ラップの入口を作ったせいこうさんの話は興味深い。後半にいくにつれて日本語ラップという括りを好まなそうなラッパーの話に。いろんなスタイルがあるんだな。

  • まさき さん

    ユリイカ版を持っていても新たなインタビューもあるので楽しい。 特に冒頭にあったどうでもいい話しがないのがいい。 「日本語ラップ」という言葉を批判的にパブロが使ってるのも面白い。

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人物・団体紹介

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いとうせいこう

1961年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。アルバム『建設的』(1986年)にてCDデビュー。

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