虹のふもと

堂場瞬一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062200394
ISBN 10 : 4062200392
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
296p;19

内容詳細

球界を代表するピッチャーとして海を渡り、MLBでも活躍した川井秀人。45歳になった今も、日本の独立リーグ「JMリーグ」でプロとして現役を続けている。人気拡大を目指し、リーグはエクスパンションを決定。川井は新設されるハワイのチームに移籍することに。そこで待っていたのは、かつて“捨てた”一人娘の美利だった。メジャーを目指す若い選手やフロント陣の野心うずまく中で、元一流選手が“現役”にこだわる意味とは―。読む旅!日本とハワイをつなぐベースボールジャーニー。

【著者紹介】
堂場瞬一 : 1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。2015年、『警察回りの夏』で第36回吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    野球選手は自分の引退をいつ、何を持って決めるのだろうかーある者は体力や気力に限界。ある者はケガや故障。まだやれると思っていても、必要とされなければ所属は出来ない・・日本、メジャー、そしてまた日本の独立リーグ、今度はハワイで新設されるチームへ。そこには元妻と別れたきり会ってなかった娘がフロントにいた。そんな男の物語。堂場さんはアウトローとか、孤高の男や一見あきらめが悪い、臆病だが芯の熱い男を描くのが本当に巧いなぁ。そいつは誤解されやすく敵も出来るのだが、心惹かれる目の離せない奴なんだ。今作もそうだった。

  • それいゆ さん

    堂場さんお得意のスポーツ小説に、離婚した家族が絡んだ話となっているので、焦点がぼやけてしまっています。妻と娘の心情がまったく伝わってきませんでした。以前読んだ「チーム」や「ヒート」「ルール」で感じた躍動感がありませんでした。その上、この本は紙質が悪くて、暇つぶしに週刊誌を読んでいるような気分になってしまい、もう一つ作品にのめり込むことができませんでした。安物の小説を読まされた気がします。

  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 最近警察小説が続いていたが久しぶりのスポーツ小説。独立リーグで現役生活を続けているベテラン投手が、突如ハワイのチームへ移籍することになる。そこには嘗て「棄てた」娘が勤めていた――。野球小説としても面白いながら、家族小説としての側面もある。独立リーグとプロのリーグとが密接に繋がりつつある昨今ならではのストーリーでもある。面白いので一気読みだが、難を言うならストーリーの核としたものが見えにくい。それが家族愛であるのなら、あまりに陳腐なストーリー。最後の父と娘とのやり取りは少し感動したけど。

  • ともくん さん

    舞台は、プロ野球独立リーグ。 主人公は、46歳のピッチャー。 最後の、父と娘のキャッチボールのシーンは良かった。 だが、他の部分は....... 少し、盛り上がりに欠けた印象。

  • ダミアン4号 さん

    試合の結果が気になる!結局、どうなった?逃げ切った?延長?最近の若い子はサッカーやバスケに代表される攻守入り乱れたスポーツが人気みたいですけど…私は野球の方が好きだな(笑)野球をテーマにした堂場作品は2作目…本当にこの方は試合の描き方が素晴らしい!臨場感に溢れ自分自身がマウンドに立っている様な気分になります。46歳、限界も間近?…野球選手としてメジャーのマウンドにも立った男がハワイの独立リーグチームに参加する事に…しかし、そこには彼にとって鬼門・離婚し音信普通となっている娘がGM補佐を務めるチームだった…

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堂場瞬一

1963年茨城県生まれ。読売新聞社勤務のかたわら小説執筆を開始。2000年に『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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