新聞という病

門田隆将

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784819113670
ISBN 10 : 4819113674
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
追加情報
:
286p;18

内容詳細

こうして新聞は大衆に負けた

ジャーナリズムの王として長く君臨した日本の新聞は、なぜ今、「国民の敵」となってしまったのだろうか。

中国や韓国を持ち上げ、ひたすら彼らを利する新聞は、日本に天文学的数字の損害を与え、国益を毀損しつづけている。

かつて記者クラブに潤沢に記者を配置し、情報を独占して自らの主義主張、イデオロギーに基づいて情報を「加工」し、大衆に下げ渡していた新聞が、インターネットの発達でその「正体」が暴露されてしまった。

「権力の監視」を大仰に謳い、「ファクト」を殺す新聞の傲慢さは、いったいどこから来ているのか。どのようにして新聞記者は情報自体を歪めるのか。

平成とは、そんな新聞の実態が明らかにされた時代だった。ついには新聞自体が「日本最大の病巣」となってしまったありさまを余すところなく浮き彫りにする。

令和の時代、どう新聞と向き合うべきなのか、目から鱗の具体論! 朝日新聞を謝罪に追い込んだ気鋭のジャーナリストが「生き残る情報」、「死ぬ報道」を喝破する。

◎地道な取材より会見の失言狙い
◎いまだ左右対立視点しか持てず
◎戦争をするのは日本という不安商法
◎日中友好絶対主義
◎命より憲法という本末転倒
◎タブーを週刊誌に丸投げ
◎ご注進ジャーナリズム
◎発言切りとりで舌禍創作
◎ヘイトと差別を使い分け

令和に生きる国民は、もう新聞に騙されてはならない。
著者について

門田隆将 (かどた・りゅうしょう)

作家、ジャーナリスト。1958(昭和33)年高知県安芸市生まれ。
中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。 『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。『この命、義に捧ぐ──台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。近著に『オウム死刑囚 魂の遍歴──井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』(PHP研究所)、 主な著書に『死の淵を見た男──吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(角川文庫)、『なぜ君は絶望と闘えたのか──本村洋の3300日』(新潮文庫)、『甲子園への遺言』(講談社文庫)、『汝、ふたつの故国に殉ず』(KADOKAWA)など多数。

【著者紹介】
門田隆将 : 作家、ジャーナリスト。1958(昭和33)年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。『この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ウッディ さん

    朝日/毎日と読売/産経、日本の4大全国紙が、それぞれリベラルと保守、左と右、そして反安部と親安倍という旗色を明確にしたのはいつからか?社の思想や方針は、事実を正確に記事にした上で貫くべきだが、インターネットに押され、新聞自体の存在価値が低下した今、事実を捻じ曲げて、同じ思想の読者の共感を得ようとする新聞社のやり方に、門田氏は警鐘を鳴らす。特に、日本を貶める慰安婦問題、福島原発での朝日新聞の記事は許せないと思った。権力の監視役を担うのであれば、公正な観点で自らの間違いを正せる度量が必要ではないかと思った。

  • 南北 さん

    かつては「社会の木鐸」と呼ばれた新聞が夢想家のビラと化していることを批判した本です。産経新聞のコラムと「正論」に掲載した論文をまとめたものなので、簡潔に書かれていて読みやすいものになっています。あとがきで「我々の使命は権力を監視することだ」という新聞記者を批判していますが、新聞記者のこうした発言の一因は日本国憲法の捉え方にあると思います。通説では憲法を「国を縛る法律」だとしています。つまり国家とは国民がぼんやりしていると何をしでかすかわからない存在だとしているのです。これでは勘違いする人も出るはずです。

  • 金吾 さん

    ○著者の主張のほとんどに同意できます。新聞に限らず多くのマスコミは安全な場所に身をおいて自己満足の論を述べ、しかも詐術と同様の手法をとるという印象を子どものころから抱いていますが、改めて本書を読むとムカムカしてきました。誇りがないのだろうなと思っています。

  • Makoto Yamamoto さん

    筆者のSNSで主張は理解していた。 ただ、連載で書かれていた内容がそのまま載ると読みづらい。 手を入れて読みやすくしていただければと思う。 一番好きなところは司馬遼太郎が新聞記者になる段で、老記者が語った言葉。 この通りなら、多くの新聞社は紙部数が減っても、電子メディア等での読者が増えたのではないかと思う。 それにしても、大衆を扇動し日本を戦争に導いた朝日、毎日がまた同じようなことしているが、SNS等で嘘がばれ、読者を減らすのは当然と思う。

  • TakaUP48 さん

    「新聞記者とは、鉛筆と現場と離れた形では考えられぬ、ツブシの利かない人」と福井定一(司馬遼太郎)は老記者に語らせたという。現代の新聞の紙面の劣化を指摘し、フェイクや取材不足を憂う。既に結論ありきの記事を書き、知識人にコメントを言わせたり、質問に自分の考えを入れて失言を誘う落し込み。「権力を監視することが我々の使命」という記者に「気に入らない政権に、事実に拠らないケチをつける」のが君らの使命なのか?と問いたいという。圧力団体やスポンサーにひれ伏し、偉くなってしまった記者に活を入れる本と捉えれば良いのか?

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門田隆将

作家、ジャーナリスト。1958(昭和33)年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。『この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞(本データはこの

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