スパイの妻 講談社文庫

行成薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065196663
ISBN 10 : 4065196663
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
384p;15

内容詳細

太平洋戦争前夜の神戸。福原聡子は、仕事で満州へ渡った貿易商の夫・優作の帰国を待ちわびていた。しかし、帰国後の優作は人が変わったようで、憲兵隊からも目をつけられ始める。満州で一体何があったのか。何を隠しているのか。優作の秘密を探る聡子が目にした驚愕の真実とは―?小説版『スパイの妻』。

【著者紹介】
行成薫 : 1979年宮城県生まれ。東北学院大学教養学部卒業。2012年に『名も無き世界のエンドロール』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • H!deking さん

    薫先生の新作!ドラマのノベライズっていうか、原作有りきの小説版という事みたいです。なのでストーリーはそれなりって感じですが、言葉のチョイスとかテンポ感は相変わらず素晴らしいですね。読みやすくて面白かったです。

  • JKD さん

    日中戦争から大東亜戦争という個人的に大好きな時代背景。ハルビンで防疫で特殊な部隊で機密となればおのずと3ケタの部隊を想像できるが、さすがにそこまで入り込んでなかったですね。戦争という何が正義かわからない状況で強い意思を持って自分が正しいと思う行動を貫く優作の姿勢は悪くない。自由にも人それぞれに価値観があるんです。ドラマは我が家と無縁のBS8Kのみ。これがいちばん残酷です。

  • ポップノア@背番号16 さん

    1940年。神戸で貿易業を営む福原優作は、満州で人道を外れた日本軍の悪行を知ってしまう。妻⋅聡子の反対を押し切ってその証拠をアメリカに渡そうと思案する優作。負けることで早期に戦争を終わらせるために…。友人に「他の日本人とは違う、天皇や国ではなく普遍的正義に忠誠を尽くしている」と評される優作は男の私から見ても魅力的に映るが、謎の女性⋅草壁弘子の存在に疑心暗鬼になる聡子が不憫でならない。それでも聡子の命懸けの決断には胸が躍るし、先の読めない展開に頁を捲るスピードも上がった。映像化、漫画化されるのも納得の大作。

  • NADIA さん

    たぶん映画の予告編で見たタイトル。原作なのかな?と思ったが映像の方が先のノベライズ作品だった。第二次世界大戦直前から終戦直前頃までの神戸に住む中流階級の美貌のヒロインと趣味人である実業家の夫。スパイ活動に身を投じる理由も活動過程もその結末もどれも凄惨だ。ヒロインが表情を失うのも納得。だが、読後感はそこまで重さを感じない。ノベライズだからだろうか。

  • どんぐり さん

    常に前を向いている夫:優作と、常に夫だけを見ている妻:聡子。決して噛み合うことのない二人の騙し愛サスペンス。1940年代、戦時中のピリピリした雰囲気が文面からも伝わってくる。二人の幸せな夫婦生活を狂わせたのは、優作が偶然知ってしまった国家機密。自身の幸福は不正義の上に成り立っていたのだ。知らなくてよいことを知ってしまった時、夫婦は選択を迫られる。優作は自身の正義を貫くことを決め、聡子は全てを捨てても愛する夫に着いていくことを決める。二人の行動に底知れぬ狂気を感じた。知らなかった時には、もう戻れないのだ。

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人物・団体紹介

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行成薫

1979年生まれ。宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。21年『本日のメニューは。』で第2回宮崎本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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