ジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary[別冊ステレオサウンド]

菅原正二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784880734484
ISBN 10 : 4880734489
フォーマット
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
208p;26

内容詳細

今年、開店50周年を迎えた岩手県一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」。オーディオマニアの心情である“レコードを演奏する”という言葉の通り、店主の菅原正二氏は、店内に据え付けられたアメリカJBL社黄金期の最高級スピーカーユニットを中心とする大規模なオーディオ装置を駆使して、LPレコードから生きた音楽を蘇らせることに情熱を注ぎ続けている。開店当時からその音の凄さは話題であり、いまでは、その音を聴きに世界中から客が集う。そして、 “世界一音のいいジャズ喫茶”と呼ばれるようになってひさしい。

本書は、そんな「ベイシー」の開店50周年を記念して作られた特集本。店内や店主を撮り下ろした数多くの写真、「ベイシー」の歴史や店主の人物像を追ったロングインタビュー、「ベイシー」のオーディオ装置解説、そして「ベイシー」で頻繁にかかるレコードのジャケット紹介で構成され、常連の「ベイシー」マニアにはもちろんのこと、2020年公開予定の映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩』をご覧になって、「ベイシー」に興味を持ったベイシー初心者にもガイドブックとして活用いただけるような一冊となっています。

【CONTENTS】
●フォトギャラリー「A Day Jazz Spot BASIE」
●ベイシー・サウンドの秘密
●ジャズ喫茶「ベイシー」物語
●恩人たち(野口久光さん、カウント・ベイシーさん……のこと)
●店主ゆかりの方々、「ベイシー」そして「Swifty」を語る
●「ベイシー」のレコード紹介
●店主 菅原正二・ロングインタビュー
●復刻掲載(ステレオサウンド誌掲載過去記事より)
●映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩』のこと

《本書にコメントを寄せていただいた方々》
クラレンス・バンクスさん(カウント・ベイシー楽団メンバー)、グレッグ・ティンバースさん(元JBLエンジニア)、坂田明さん(ミュージシャン)、島地勝彦さん(作家、バーマン)、十文字美信さん(写真家)、鈴木京香さん(女優)、高平哲郎さん(編集者、演出家)、タモリさん、野口久和さん(ミュージシャン)、ブッチ・マイルスさん(カウント・ベイシー楽団OB)、ポール・ベンテさん(元JBL社長)、星野哲也さん(映画監督)、村松友視さん(作家)、吉井和哉さん(ミュージシャン)、渡辺貞夫さん(ミュージシャン)……等々、書ききれないほど多くの皆さん

●菅原正二さんプロフィール
ジャズ喫茶「ベイシー」店主:菅原“Swifty”正二
1942年岩手県生まれ。早稲田大学在学中、「ハイソサエティー・オーケストラ」のバンド・マスター、ドラマーとして活動、TBSラジオ主催の「全国大学対抗バンド合戦」で3年連続全国優勝。1967年には、ビッグバンドとして日本初の米国ツアーを敢行した。「チャーリー石黒と東京パンチョス」のドラマーを務めたのち、1970年、郷里の一関に戻り、ジャズ喫茶「ベイシー」を開店。ジャズ・オーディオに独自のスタイルを確立し、幾多のジャズ・ジャイアンツやさまざまなジャンルの人物が世界中から「ベイシー」に集う。「Swifty(スウィフティー)」というニックネームは親交の深かった故カウント・ベイシーに命名されたもの。書籍、新聞、雑誌などへの寄稿が多数あり、著書に『ジャズ喫茶「ベイシー」の選択〜ぼくとジムランの酒とバラの日々』(講談社)、『聴く鏡一九九四−二〇〇〇』『聴く鏡U 二〇〇六−二〇一四』(ステレオサウンド社)がある。

ユーザーレビュー

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15年ほど前に一関のベイシーを訪ねた。無愛...

投稿日:2021/04/08 (木)

15年ほど前に一関のベイシーを訪ねた。無愛想で感じの悪いマスターだった。それ以来、菅原正二のことは嫌いだが、偏屈さ故の魅力とでも言おうか、ジャズ喫茶のマスターらしい、人間力を感じさせてくれる一冊である。

やすじい さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ジャズクラ本 さん

    ◎僕が生まれた翌1970年に開店してから50年。今年は映画も公開されるそうだ。大学の卒業旅行として友人がみな海外に行く中、僕の卒業旅行はここBasieだった。就職してからは忙しくて菅原氏の文章を読む機会は減ったが、それでも年に何回かは接していた。この本を読んでる最中、何度も目頭が熱くなったのは僕が青春らしきものと決別して人の世を生きるなかで何かにつけて氏の粋で深みのある文章を拠り所としてきたからかもしれない。大きなことを言うようだか、もし氏を知らなければ僕の人生はもっと味気ないものになっていたに違いない。

  • uchi さん

    一関市にあるジャズ喫茶ベイシーと店主の菅原正二さんについての本。ステレオサウンドの別冊なので、音響面の文章も多くあり、なんせ最初の30ページ以上が店内とオーディオ機器のグラビアだよ。タモリさんが菅原さんの早稲田の後輩で、たまに店に来ていることは知っていたが、ベイシー開店前から菅原さんを応援していたのが野口久光さんで、野口さんの引き合わせでカウント・ベイシー本人にも会えたことや、野口さんの素敵なエピソードを読めて嬉しかった。ベイシーは只今休業中、この本を読んで、また行きたくなった

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菅原正二

1942年岩手県生まれ。早稲田大学在学中、ハイソサエティー・オーケストラでバンド・マスター、ドラマーとして活躍、TBSラジオ主催の「全国大学対抗バンド合戦」で三年連続全国優勝。1967年には、ビッグバンドとして日本初の米国ツアーを敢行した。「チャーリー石黒と東京パンチョス」のドラマーを務めたのち、1

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