幻想と怪奇 傑作選

紀田順一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784775317600
ISBN 10 : 4775317601
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
荒俣宏 ,  
追加情報
:
368p;22

内容詳細

1973年4月、雑誌『幻想と怪奇』創刊。当時からすでに幻想文学紹介の先頭に立っていた紀田順一郎・荒俣宏による、文字どおりの「我国最初の幻想怪奇文学研究誌」だった。翌74年10月号の休刊まで12号を発行、1年6ヶ月という短い期間ではあったが、名のみ知られた数々の名作を掲載し、後の幻想文学出版の礎石となった。休刊から45年。ここに『幻想と怪奇』掲載作および、評論、コラム、書評を厳選し復刻。寄稿者による書き下ろしエッセイと、『幻想と怪奇』の前身と言うべき幻の同人誌『THE HORROR』全4号を収録した、幻想文学愛好者必携の一冊。

目次 : 序文/ 小説/ 評論/ FANTASTIC GALLERY/ コラム/ ホラー・スクリーン散歩/ 幻想文学レヴュー/ 寄稿者エッセイ/ 特別収録 THE HORROR全巻復刻

【著者紹介】
紀田順一郎 : 評論家、作家、翻訳家。1935年横浜市に生まれる。慶應義塾大学卒業。書誌学、メディア論を専門に評論活動を行うほか、創作、翻訳も手がけ、著書は多数。『幻想と怪奇の時代』(松籟社)により、2008年度日本推理作家協会賞および神奈川文化賞(文学)を受賞。叢書『世界幻想文学大系』全四十五巻(国書刊行会)の責任編集を手がけ、第一期で1976年度日本翻訳出版文化賞を受賞

荒俣宏 : 博物学者、作家、評論家、翻訳家。1947年台東区に生まれる。慶應義塾大学卒業。無類の博覧強記ぶりを発揮し多方面で活躍、著書、訳書、編書はきわめて多数。1987年『帝都物語』で日本SF大賞を、1989年『世界大博物図鑑第二巻 魚類』(平凡社)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    むかしわたしも数冊手に入れたことがあり懐かしく感じました。紀田順一郎さんと荒俣宏さんによる雑誌でしたが12冊だけで終わりになってしまいました。表紙が非常に印象に残っていました。今回そのなつかしい雑誌の中から、小説はもとより評論やコラムなども取り入れて復刻されています。またアーサー・ラッカムの挿絵もカラフルに収められています。小説などはその後さまざまなアンソロジーに取り入れられているものも多く傑作集です。

  • HANA さん

    1973〜74年にかけて刊行された『幻想と怪奇』。その手の物が好みの人間で知らない人はいない雑誌だが、本書はそれの傑作集である。時も過ぎ、怪奇幻想小説の紹介も進んでいるので、収録されているものに時代を感じる物も多いが、それでも名だたる巨匠の知られていない名品を紹介するというコンセプトだけは古びていない気がする。小説も面白いが乱歩やHPLに関する評論もまた興味深い。今だとHPL常識になってる部分あるしなあ。何より巻末の「THE HORROR全巻復刻」。今だとまず手に入らないのを復刻してくれたのはありがたい。

  • スプリント さん

    「幻想と怪奇」に収録された短編とコラムが掲載されています。短編はどれも秀作ぞろいで時代を感じさせないものばかりです。古きよき時代の作品を堪能しました。

  • 5〇5 さん

    1974年に休刊した専門誌「幻想と怪奇」からの再録と、64年休刊の同人誌「THE HORROR」が収録されています。冗長で古めかしいと言えばその通りですが、この重厚な趣を楽しむのも一興ですね。さながらポピュラー音楽の合間にクラッシックに耳を傾けるように。

  • 灰月弥彦 さん

    紀田順一郎と荒俣宏が作った伝説の雑誌の復刻版。なんと来年から定期刊行されるらしく、『怪と幽』、『ナイトランド・クォータリー』に続く怪奇小説雑誌の新勢力となりそう。令和は怪奇小説の時代となるか?!

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人物・団体紹介

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紀田順一郎

1935年横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業。商社勤務を経て、日本近代史と書誌学を中心とする研究活動に入る。2008年、『幻想と怪奇の時代』で第61回日本推理作家協会賞を受賞。同年には、神奈川文化賞も受賞した。また、06年から12年まで神奈川近代文学館館長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時

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