スピンクの笑顔

町田康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062208024
ISBN 10 : 4062208024
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
429p;20

内容詳細

保護犬として小説家の主人・ポチの家にやってきて十年。希望とともに生きたスピンクが綴った楽しき日々。突然に訪れた、別れ。「スピンク日記」シリーズ最終巻!

目次 : ポチと私の春の見果てぬ夢/ 夢の続きの夢の果てにて/ 泉蛸玲〓先生の御著作/ スピンク先生のお教え/ 夏の終わりの梅の園/ 犬の秋、人の秋。人生の秋。/ 希望の徴候/ 私たちの東の旅/ ポチの変調をシードらと案ず/ シードの見解〔ほか〕

【著者紹介】
町田康 : 1962年大阪府生まれ。作家、歌手、詩人として活躍。1996年に発表した処女小説『くっすん大黒』でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八歳』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    町田康は、マイ・ブームの作家です。スピンク日記シリーズは、2作目です。今回も先入観なしで、帯も確認せずに読み始めたので、何時もの馬鹿噺だと思っていたら、最期に衝撃が走りました。心よりスピンクの冥福をお祈り申し上げます。本書でシリーズ終結とは、大変寂しい限りです。機会をみつけて、未読のスピンク日記シリーズを完読したいと思います。ところでウエディング・ドレス断酒事件は実話でしょうか?

  • ペグ さん

    考えてみると犬のスピンクと主人・ポチの思念を伝達しあいポチが文章に起こすという凝った作りのこのシリーズも最終巻。最初から(死)の匂いが漂い不安な気持ちになる。妙にリアルなウェディングドレス事件というけったいで情け無いポチや、新しいメンバーのチビッキーなど話題に事欠かないスピンクの周りの人々。シードの苛酷な経験から生み出された哲学が辛くもあり頷くこともあり。最後のキューティの(家の中が静かです)。スピンクの生きた証しはみんなの心に生きている。ポチとスピンクの写真が良いなぁ〜💐

  • 抹茶モナカ さん

    「スピンク」シリーズ最終巻。スピンクが死んでしまうらしい事は帯なんかでわかっていたので、残りのページが少なくなって行くにつれ、寂しい気持ちになった。大型犬は老化が早い事を知らなくて、勉強になった。読み終え、ポッカリ心に穴が開いたような、切ない場所に置いてけぼりになってしまって、それでも、読んでいる間は町田家の幸せを分けて貰ったような、楽しい読書時間が持てたので、読んで良かったです。

  • ハナコ さん

    町田さんが愛し愛されたスピンク、会ったことも触ったこともないのに、私にも、ルル♪って楽しい時間をくれてありがとう。別れるのは、いやだな。ずーっと、は無理なんだね。みんなそうなんだね。だけど心にはずーっとがあるね。

  • marumo さん

    プードルはあまり好みではなかったのに、読んでるうちにスピンクもキューティもシードもみんな愛おしくて。主・ポチと言外語で会話する朗らかなスピンク。スピンクが頼りのキューティ、ニヒルで哲学的なシード、もうみんな好き。自然の喜びは反対側に苦しみなんかなく、苦しさを耐えて得られる喜びは人工の喜びというシードの犬理論には感服いたしました。そうね、私たちひとは確かにセンサーが壊れてるね。最後のキューティ代筆に涙がじんわり。表紙のスピンク、真黒な大きな鼻で小首を傾げる無邪気な様子にまた落涙。

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人物・団体紹介

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町田康

1981年、パンクロック・バンド、INUのヴォーカリストとしてデビュー。 同バンド解散後、石井聰互監督の『爆裂都市 BURST CITY』に出演するなど個性派俳優としても活動。 1996年には処女小説『くっすん大黒』で文壇デビュー、2000年には『きれぎれ』で第123回芥川賞を受賞した。

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