ハル 文春文庫

瀬名秀明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167679583
ISBN 10 : 4167679582
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
追加情報
:
16cm,402p

内容詳細

魂を感じさせる妻そっくりのヒューマノイド、幼い日の記憶のなかで語る科学館のロボ次郎、地雷撤去のため、探知犬と共にタイ東部国境をゆくデミル2、玩具として売られたロビタ―機械と人間をむすぶ切なく感動的なドラマが、現代科学の周到な知識のもと熱を孕んだ筆で描かれる。間近に迫る「あした」の物語。

【著者紹介】
瀬名秀明 : 昭和43(1968)年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)在学中の95年『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。小説の著作に、第19回日本SF大賞受賞作『BRAIN VALLEY』、『八月の博物館』などがある。科学ノンフィクションのジャンルでも精力的に執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「ドラえもん」や「鉄腕アトム」が好きな方...

投稿日:2011/03/17 (木)

「ドラえもん」や「鉄腕アトム」が好きな方は、絶対に楽しめると思います。ぜひお子様に読んで頂きたいです。 未来はどうなるのでしょうか?

SunFlower さん | 富山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はらぺこ さん

    1つずつの話は面白かったけど、なんとなく連作モノっぽい所があるのでモヤモヤした。

  • ist さん

    人間とロボット、社会とロボットをテーマとした連作中編集。ロボットに魂は宿るのか。妻の姿をしたヒューマノイド、ハル。そのえもいわれぬ気持ち悪さはどこからくるのか。記憶の中にある科学館にある様々な知見を示してくれるロボ次郎地雷撤去のため訪れたタイで、探知犬アインシュタインと失踪するデミル。先代ロボットを探しにいくところ。ロビイに友情を感じた亜希。変わらない年月への絶望と哀切。アトムに憧れ、アトムを作ろうと科学を志した老研究者たち。

  • Tetchy さん

    各短編、そして幕間で挿入される掌編「WASTELAND」、これらに共通する1つの軸とも云うべき存在がある。それは鉄腕アトムである。マンガの神様手塚治虫が創作した人型ロボットこそ、日本のロボットの研究の始まりであり、究極形であり、ロボット研究者が至る道だという風に瀬名氏は述べている。本書に収められたメッセージはそのまま瀬名氏からロボット研究者たちへのエールと云っていいだろう。果たしてここに語られるような未来は来るのか、まだ先は見えないが、こんな未来はまんざら悪くないなぁと思わせる、心温まる作品群だ。

  • ゆぅ さん

    初、瀬名秀明さん。「ロボットに魂はあるのか」私は少し恐怖心を覚えた。

  • ヤギ郎 さん

    「ハル(HAL)」と聞くとアーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』に登場するAIを思い浮かべる。本作は「アトム」というタイトルが相応しいだろう。瀬名秀明はこの物語の中で,夢や希望が意味づけられたロボットことアトムに焦点をあてながら,人間と科学技術の関係,そして人類の未来を描きこんでいる。金属部品の塊であるロボットが動き,そして語るようになるとロボット以上の意味がつけられる。夢や希望を背負ったロボットにはどんな思いがあるのだろうか。手塚治虫が生み出した「アトム」,それを瀬名秀明は発展させた良作である。

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