世界の歴史 18 河出文庫

河部利夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309471778
ISBN 10 : 4309471773
フォーマット
出版社
発行年月
1990年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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15cm,401,17p

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読書メーターレビュー

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  • 双海(ふたみ) さん

    大学図書館のリサイクル本として貰いました。通史的な理解を得たくて読みました。とくにタイやラオス、インドネシアの農村で見られる「稲の女神(メー・ポー・ソップ)」崇拝の稲作儀礼に関する記述が興味深かったです。彼らは、稲田の生命力というものがひとりの女神「稲の母」という人格を信じることによって生じ、その生命力を逃さないように数多くの複雑な儀礼を執り行って収穫を豊かにしようとする、といいます。彼らは自然のすべてに「霊」の資質(スマンガット)があることを信じているのですね。

  • isao_key さん

    東南アジア全体の通史というとベトナム生まれの歴史家レン・タン・コイの『東南アジア史』(文庫クセジュ)が挙げられる。本書でも「内からの」東南アジア史の概説を書いた唯一の著者であると高く評価している。本書も日本人が一人で東南アジア通史を書いた唯一の本である。研究が細分化され分業で書くことが当たり前になっている現在、全体を俯瞰して、大きな歴史の流れと各国ごとの通史を重要な出来事を中心に書き表した本書の役割は極めて大きい。1969年初出と内容的には古くなっているが、東南アジアを知る上では未だに欠かせない本である。

  • フェイ さん

    本書は東南アジアの古代から現代(といっても本書執筆はベトナム戦争中である)までの歴史を語られるが、東南アジアは植民地時代が長かったことから、記述もその時代が中心である。欧米よりも距離が近いにもかかわらず、日本では第二次大戦前の歴史はあまり知られていない東南アジア。自分もその例に漏れず、読解に苦労した。しかし、東南アジアにおいて中国華僑の果たした役割や、ヨーロッパ人の植民地化の経緯、村の自治における強い個人意識など、近くて遠い地域である東南アジアの基礎知識を得るのに最適であった。

  • 富士さん さん

    再読。正直、あまり読みやすい本でないという印象。ただ事実を連ねた通史を書くというのが著者の意図ではないようですが、シリーズの手前それもフォローせざるを得ないようで、話が時代と地域を縦横に飛び回って、特に前半は混乱しました。方や東南アジア社会全体に関わる話題になると熱を帯びつつ魅力的になり、華僑や農村共同体、海外の影響や制度や慣習のありようなどは楽しんで読めました。むしろ本書は共時的な記述を深めて通時的な事実に迫る、社会史的な語り口を採用すればよかったのではなかったかな、と思ってしまうのでした。

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