黒蜥蜴 江戸川乱歩全集 第9巻 光文社文庫

江戸川乱歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334735685
ISBN 10 : 4334735681
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
追加情報
:
16cm,685p

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『黒とかげ』腕に黒いトカゲの刺青をした暗黒...

投稿日:2007/05/19 (土)

『黒とかげ』腕に黒いトカゲの刺青をした暗黒街の女王にて女賊。美しい彼女に心酔し、悪に手を染める青年は何人もいるが、氷の様に冷たい彼女の心をとろけさせたのは、名探偵:明智小五郎であった。彼女の最期のたったひとつの願いは、愛する明智からの口づけ・・。女として泣ける。

笑窪 さん | ヘコミーセブンアタック | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    表題作について。セクシー悪党vs.明智小五郎は見ごたえ、いやいや読みごたえがありました。明智小五郎と対決する悪党は知能高めというかむしろ高く自身が哲学を有しているので逆転に次ぐ逆転でぐぅるぐるにされますが、これがまた楽しいです、いやきっと醍醐味なんだろうなと思いました。さて、次はどんなタイプの悪党と相対峙するのを読もうかと嬉しい悩みが尽きません。

  • 歩月るな さん

    「ズバ抜けた犯罪者には、その相手役として、優れた探偵が必要なのです。そういう探偵がいてこそ、初めて彼のトリックが役立ち、彼は安全であることが出来るのです。」(石榴)と言うわけで、私もなんだか『石榴』推しの心持ちであります。局外者の評論云々を言うが、指紋云々はもちろん主題ではなく殺害方法での「サード的傾向」を扱わないのは、読めばわかる事に拘っても仕方ない的な意味で黙殺しているのでなければ、そうなんだろう。これぞ乱歩味、と思うけれどな。『人間豹』はノーコメント、明智夫人いじめが天性すぎる。『黒蜥蜴』は広津派。

  • KAZOO さん

    黒蜥蜴というといつも戯曲の三島由紀夫と三輪明宏さんを思い出してしまいます。本家本元はこの江戸川乱歩の探偵小説なのでしょう。明智などおなじみの登場人物がでてきます。読んでいて楽しめるということで人間豹や柘榴も同列です。

  • zakuro さん

    「黒蜥蜴」ってなんとなく三島由紀夫?美輪明宏?みたいなイメージを持っていたけれど、そうか原作江戸川乱歩か。当時の舞台化の記事が載っていて、黒蜥蜴=水谷八重子(新派)に大人の事情的なものを感じ、田宮二郎の名に「おお」となり、お嬢さん=大空真弓でしみじみした。黒蜥蜴登場第一声が「…僕…」で、年齢性別素性全て不詳のキャラクターにワクワク。時代なのかちょっと皮肉を言っただけで「毒口」扱いで、現代(私)はいかに口汚い言葉を使っているか考えさせられた。船や地下室のシーンが続き、終始ほの暗いビターな雰囲気。

  • 水生クレイモア さん

    個人的にアベレージの高い第9巻。『人間豹』のみ未読。もはや特撮ヒーローものの悪役でかなり気色悪かった。文代さんが気の毒過ぎる。

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人物・団体紹介

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江戸川乱歩

1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌の編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以降、探偵小説を次々と発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」など。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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