武満徹 作曲家 人と作品

楢崎洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276221949
ISBN 10 : 4276221943
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
追加情報
:
286p 新書版

内容詳細

目次 : ■【生涯篇】 / 1)音を探る  1940年代〜1950年代半ば / ピアノの実験/ピアノ以外の楽器の壁 / テープ音楽と器楽の連続性 / 2)日本の前衛運動との交差  1950年代後半〜1960年代半ば / ミュージック・コンクレートから器楽アンサンブルへ / 現実音から邦楽器へ / 3)到達点と出発点としての≪ノヴェンバー・ステップス≫  1967年 / トーン・クラスターと邦楽器の隣接≪ノヴェンバー・ステップス≫への道 / ≪ノヴェンバー・ステップス≫におけるドビュッシーとの距離 / ≪ノヴェンバー・ステップス≫の行方 / 4)ソリストをとおして楽器を開拓  1970年代 / 新しい独奏楽器/「今日の音楽」始まる / 5)水の変容、流れに向けて  1970年代後半〜1980年代半ば / 新しい音の選び/海モチーフの多義性/響きから音へ / 6)急がない音の旅  1980年代後半〜1990年代 / 遠いものと相似のはざまで / 穏やかさの強靭さ/旋律を求めて / ■【作品篇】 / ピアノ作品/オーケストラ作品/器楽・アンサンブル作品 / 声のための作品/映画・劇音楽 / ■【資料篇】 / 武満徹作品表・年譜 / 武満徹に関する文献抄 / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜世界で最も著名な日本人作曲家、武満徹。 自然の多彩な表情や / 心象風景を日本人ならではの繊細な感性で描いた武満! / その生涯を作品に焦点をあて克明に辿った力作評伝!〜

【著者紹介】
楢崎洋子 : 1953年、広島県生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽学)。愛知県立芸術大学教授を経て、武蔵野音楽大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ベートーベンやブラームスなど歴史的な大作...

投稿日:2018/04/01 (日)

ベートーベンやブラームスなど歴史的な大作曲家の並ぶシリーズ(作曲家、人と作品シリーズ)に武満さんも登場したことに感動しています。今後世界史の教科書にも掲載される人として記憶され、語り継がれていくことを望んでいます。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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 武満徹さんは、つい先ごろまでご存命で、...

投稿日:2010/01/03 (日)

 武満徹さんは、つい先ごろまでご存命で、ご自身の著作もたくさんあることから、あまりに偉大で巨大すぎて、なかなか客観的・体系的にその音楽全体を見渡すことが難しいのですが、この本は、現時点でそれを試みた内容の濃いものです。  武満氏の音楽のことは、まず音楽作品を聴くのが大切と分かっていても、武満氏の人生はあまりにも幅広く、その音楽も幅広く、そしてやはり難しい。何らかの道しるべがほしくなったとき、この本はとても役に立ちます。この本を通じて、武満氏の全人生、全作品を概観することができるので、いろいろな顔を持った音楽作品に貫かれた幹のようなものを感じ取ることができます。入口で偏見を持ってそれ以上中に入るのをためらったり拒絶したり、また、個別の音楽作品を聴いて変な袋小路に迷い込むことを防いでくれます。  武満氏の音楽を聴くのと並行して、この本を読むことをお勧めします。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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