いのち、生ききる 光文社文庫

日野原重明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334744519
ISBN 10 : 4334744516
フォーマット
出版社
発行年月
2008年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,210p

内容詳細

「死ぬその日まで自分の可能性をあきらめないで、与えられた日々の仕事に全力を尽くすこと」(瀬戸内)。「生かされている最後の瞬間まで、人は誰でも『人生の現役』なのですから」(日野原)。―作家であり、僧侶の瀬戸内氏と、第一線の名医であり、クリスチャンの日野原氏。まったく異なった分野で活躍する二人が、お互いの生き方に共感し、人生について語り合った。

目次 : 1 お二人の元気を分けてください(そろそろ自然に還ろう 思いは高くして素朴な生活に少しずつ戻っていこう/ 生きるというのは死ぬその日まで自分の可能性をあきらめないこと/ 九十歳は何を食べているか とっておきの秘訣をお教えしましょう ほか)/ 2 「老い」のレッスンを創めましょう(行き過ぎの便利さにストップをかける 新老人はミッションを持たされています/ いくつになっても「これをやらなきゃ生きていかれない」というものをもっていたい/ ボディ、マインド、そしてスピリッツがいきいきした生を宿す ほか)/ 3 ありがとうで人生をしめくくりたい(死が語りかけるものを子どもたちに気づかせよう/ 医者たちは言う「自分のときはこんな延命はやってくれるな」/ 家族が共有する安らかな“最期のセレモニー”を提案したい ほか)

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。’57年、『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞受賞。’61年、『田村俊子』で田村俊子賞受賞。’63年、『夏の終り』で女流文学賞受賞。’73年、平泉中尊寺にて得度・受戒。その後、『花に問え』で谷崎潤一郎賞、『白道』で芸術選奨文部大臣賞。『場所』で野間文芸賞、NHK放送文化賞など次々と受賞。’98年、現代語訳『源氏物語』全20巻完結。2006年、文化勲章受章。歌舞伎、能、狂言、オペラの台本も手がける

日野原重明 : 1911年、山口県生まれ。京都帝国大学医学部卒業、同大学院修了(循環器専攻)。’41年から聖路加国際病院の内科医として勤務。’74年〜’98年、聖路加看護大学学長、’92年〜’96年、聖路加国際病院院長を務める。現在、同理事長・名誉院長、聖路加看護大学理事長、同名誉学長。2005年、文化勲章受章。(財)ライフ・プランニング・センター理事長。「新老人の会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 陽子 さん

    過日の瀬戸内寂聴氏のご逝去の報に接し、久しぶりにこの本を開いた。故・日野原重明氏との対談の本書。愛蔵本として手元にずっと置きたいと思う一冊である。おふたりはご高齢であるが、精神は非常に瑞々しく躍動的に常に前進していた。「生きるというのは死ぬその日まで自分の可能性をあきらめないこと」。たくさんの試練や苦労を越えて、多くの人と関わりながら得てきた「人」と「命」を見つめる視点は、歳を経ないとわからない重みがあり、深みを感じた。珠玉の言葉がたくさん。

  • ミナコ@灯れ松明の火 さん

    当時90歳と80歳だったおふたり。表紙の写真だけでも何か「伝わる」。長くそこにあるもの、長く生きているものはそれだけでも何か魂のようなものが宿っているように感じられるけれど、このおふたりから感じられる「魂」は尋常じゃない。長く生きているからこそ辛いこともきっと多く、その分着実に優しくなっていかれたのだなあと、数々のエピソードを読みながら感じた。いつまでもお元気で!

  • 陽子 さん

    手に取り再読しました。16年も前に出版された本だったんですね。ものすごく心に響いてくることがたくさん、たくさんあり。 今は看取りや緩和医療に携わる方々が多くなってきている時代ですね。家族を看取った経験を持つ者として、ぜひともそんなお仕事に携わっている方々に手に取って見ていただきたい一冊です。「続・生きかた上手」の本と併せて。心ふるえる思いがします。

  • フジコ さん

    自分の趣味ではなくまず手に取らない類ですが、読書家の友人が瀬戸内さんのファンで貸してくれました。医者の日野原さんという方との対談集でした。お二人とも戦争を経験されていて、日野原さんは「よど号事件」に巻き込まれた経験や、大病を乗り越えた経験が医師として生きるご自身をどのように成長させることが出来たか等の体験談を語られています。勉強になりました。日野原さんはクリスチャンのようですが立場は違えど互いに様々なご苦労を経て、今や人生を達観された境地で、幸せそうに語りあっておられます。お元気なご様子が何よりですね。

  • ぴゃお さん

    90歳の日野原先生と81歳の寂聴さんの対談。お二人ともお元気で明るく逞しい。あやかりたいものです。

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