マルトー 大作曲家たちを虜にした世紀の大ヴァイオリニスト

目次 : 戸張通子「マルトー」に寄せて　櫻井よしこ / はじめに / 第１章　ワーグナーと続く百年の絆 / 第２章　客席から握手を求めたブラームス / 第３章　ドボルザークとの共演 / 第４章　大聖堂に響いたグノーの「ジャンヌ・ダルク」ミサ曲 / 第５章　心を開いたチャイコフスキー / 第６章　ヴェルディとの語らい / 第７章　グリーグの抱擁 / 第８章　ロダンの賞讃 / 第９章　詩人リルケと心の対話 / 第１０章　父と子のように支えあったサン＝サーンス / 第１１章　マックス・レーガー拍手のないコンサート / 第１２章　スウェーデン国王の庇護 / 第１３章　マスネからの手紙 / 第１４章　青年バルトークの懇願 / 第１５章　作曲家アンリ・マルトー / 第１６章　リヒテンベルク「アンリ・マルトー通り」 / 第１７章　音楽の聖職者 / 第１８章　たった一度娘に手をあげたのは / 第１９章　マルトーと日本 / おわりに / 参考文献一覧

【著者紹介】
戸張通子 : 声楽家、ドイツ国籍。武蔵野音楽大学短期大学部専攻科声楽修了。１９６７年、ＮＨＫ教育テレビで映画主題歌を歌い、日本で歌手として活躍を始め、ドイツに渡りＲｏｂｅｒｔ　Ｓｃｈｕｍａｎｎ　Ｋｏｎｓｅｒｖａｔｏｒｉｕｍ　Ｄ¨ｕｓｓｅｌｄｏｒｆで声楽を研鑽。コンサート歌手として（宗教音楽からミュージカルまでこなす）独自の世界を披露。その一方ドイツ映画「アンナの母」ではピアノ演奏をし、また「ハウス・マルトー」、「国際俳優学校Ｍ．チェホフ」（音楽科）では講師を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）