世界の歴史 11 河出文庫

愛宕松男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309471709
ISBN 10 : 4309471706
フォーマット
出版社
発行年月
1989年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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15cm,404,13p

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読書メーターレビュー

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  • 牧神の午後 さん

    元よりもその前、女真族の金や契丹だったり、そして何よりも征服される対象としての宋の歴史や課題に筆を割いているのは、看板に偽りあり?と見せかけて、征服王朝が相克すべきものは、先人達の長所や限界を踏まえた上で、対象の課題を解決しないと永続しない。その意味で、筆者の征服王朝が何も生み出しはしない的なスタンスは気になれど、元も一時の徒花で終わってしまったことは理解できる。

  • じょあん さん

    契丹の興りから叙述が始まっており、その点は良いのだけれど、北方諸族の文化に対する偏見が強い記述。刊行時期が古いためもあって時代を感じる。大まかな流れは把握できてよいが、やはりモンゴルについての記述も古く、その評価も辛い。とはいえ、元代については90年代に至っても偏見をマイルドにしながらも基本的な内容が中国からみた一方的視点に偏った入門書などが散見されたので、まして60年代刊行の本をもとにしたこの文庫が古い視点で描かれているのは当然か。

  • フェイ さん

    タイトルからモンゴル帝国に紙面を割いていると思いきや、モンゴル帝国の前に中国へ進出したキタン帝国(遼王朝)のほうに紙面を割いている。自分はそれまでキタン帝国が何かを知らなかったから、モンゴルや金の前にはこんな大先輩が中国に進出していたことを知って驚いたと同時に、あのモンゴル帝国が突然出てくるわけではないことがわかって納得した、中国王朝が彼らの民族意識を育て、結果大帝国にしてしまったわけで、そこは素晴らしく良かった。ただ、著者は遼や金の文化を中国文化の劣化品と見ている部分だけは気になった。

  • がんぞ さん

    宮崎市定『概説』では「遼と後金(女真)に毎年莫大な貢納をし同格に皇帝と呼ばねばならなかったことが漢人のナショナリズムを刺激し中華思想形成につながった」と簡単に書いているあたりを、宋代には囚人を動員して膨大な銭を鋳造し納税や流通に当てたことで従来の交換経済より効率化し、国家経営に科挙の制度採用で士大夫=読書人階級が現れたことも文化発展につながった。元100年ではマルコポーロも驚いた紙幣が塩税納付(国家専売で原価の二百倍)に使用され、科挙は停止されコネ採用で読書人は下級官吏にしかなれず政治衰退、など興味津々…

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