帝国のオペラ “ニーベルングの指環”から“ばらの騎士”へ 河出ブックス

広瀬大介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309624990
ISBN 10 : 4309624995
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
261p;19

内容詳細

19世紀、ヨーロッパ音楽界に突如現れたワーグナーという怪物に世界は心酔した。しかしこれ以降、ドイツの音楽家たちは、この決して超えられない壁に懊悩することになる。時代はドイツ帝国成立期、まさにドイツがヨーロッパの列強とならんとする頃。大国へ、軍事国家へと舵を切るドイツの歴史を背景に、リヒャルト・シュトラウスをはじめとした音楽家たちの苦闘を描く。

目次 : 序章 バイロイトの長い坂/ 第1章 一八七六年、バイロイト音楽祭開幕の衝撃/ 第2章 “パルジファル”とワーグナー直系の弟子たち/ 第3章 リヒャルト・シュトラウス、オペラへの道程/ 第4章 フランス・イタリアオペラの動き/ 第5章 “サロメ”から“ばらの騎士”へ/ 第6章 ドイツ帝国の夢の終わり

【著者紹介】
広瀬大介 : 1973年生まれ。音楽評論家、青山学院大学文学部准教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。専攻は20世紀前半のドイツ音楽史。音楽誌への寄稿、演奏会やCDの曲目解説、オペラ字幕、ラジオ出演などの活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どら猫さとっち さん

    ワーグナーを前半に、リヒャルト・シュトラウスを後半に、ドイツオペラの隆盛期から衰退までをたどった音楽クロニクル。ワーグナーの偉大さに悩まされ、それでもなおオペラ作品を発表した作曲家たちの苦闘。歴史や時代に揉まれながら、独自の音楽世界を築き上げたのは、やはり才能の力なのか、時代の思し召しなのか。オペラの在り方が変わることうけ合いである。

  • trazom さん

    ワーグナーからリヒャルト・シュトラウスへの流れがよくわかる音楽本であるが、この本では、その音楽の内容もさることながら、その音楽が出現した当時のヨーロッパの歴史が丁寧に描かれていて、勉強になる。ヴィルヘルム2世の登場とビスマルクの失脚がドイツにもたらしたもの、プロイセンとバイエルンとの関係、バイロイトの絶妙の位置、ドイツとフランスとの関係などが、「帝国のオペラ」を生み出す政治的背景として重要であることを実感する。

  • 沖縄電鉄社長 さん

    ドイツ・オーストリアの歴史の流れを背景に、巨人ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスを二本柱とした「ドイツ・オペラ」の歴史が描かれている。 特にリヒャルト・シュトラウスの初期からホフマンスタールとの共作によるオペラについて、新しい光を与えてくれる一冊。

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広瀬大介

音楽学者、音楽評論家。1973年生まれ。青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。各種音楽媒体での評論活動のほか、NHKラジオへの出演、演奏会曲目解説・CDライナーノーツ、オペラ公演・映像の字幕・対訳等への寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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