川上未映子 / 村上春樹

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みみずくは黄昏に飛びたつ

川上未映子 / 村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103534341
ISBN 10 : 4103534346
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;20

内容詳細

ただのインタビューではあらない。『騎士団長殺し』の誕生秘話、創作の極意、少年期の記憶、フェミニズム的疑問、名声と日常、そして死後のこと……。誰もが知りたくて訊けなかったことを、誰よりも鮮烈な言葉で引き出した貴重な記録。11時間、25万字におよぶ、「作家✕作家」の金字塔的インタビュー。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作はコンスタントに読んでいます。川上未映子が、かなり村上春樹の井戸を掘る4回に渡るロング・インタビュー集、する方もされる方も凄いパワーですね。『騎士団長殺し』は予想どおり、かなり『グレート・ギャッビー』の影響を受けていました。ノーベル文学賞には、あまり抵抗感はなさそうなので、静かに狙っているのではないでしょうか?本人は望んでいませんが、村上春樹の死後、新潮社が画策して『村上春樹賞』を制定するかも知れません。5月は、本作で読了です。

  • ポルコ さん

    今年、上半期にもう三本目の村上春樹本。幸せです。しかも村上春樹主義者でもあるだろう、川上さんの矢継ぎ早やの質問に真摯に答えていて、とても腑に落ちた。すさまじいインタビューだったと村上春樹に言わせた、川上さんの凄みというか、真剣さに、一ファンとして、感謝したい。

  • 抹茶モナカ さん

    村上春樹さんにみっちりインタビューできる川上未映子さんにまず嫉妬。村上春樹さんの回答は、これまでのインタビューでの回答と変わらず、自作には明確な答えは出さないもの。村上春樹インダストリーのガチョウとして、職人的な倫理観を村上春樹さんに感じた。ズバズバ質問する川上未映子さんにも興味が出た。作家と話す村上春樹さんの本は珍しいので、それだけで価値ありな本。

  • AICHAN さん

    図書館本。川上未映子が村上春樹にインタビューした記録。村上春樹は集中の挙句、自分の深層心理まで降りていって、人間の闇を自分にぴたぴたくっつけてものを書く。村上作品がときに難解なのはそのためだろう。川上未映子はインタビュアーとしてはまり役だったなと感じた。村上春樹の読者の立場になって、聞きたいことを徹底的に聞いてくれている。村上春樹もいいインタビュアーに出会ったと感じたとみえて、よく応えている。不思議な村上ワールドの秘密の多くが解き明かされている。いいインタビューだった。

  • おしゃべりメガネ さん

    村上春樹さんにハルキストである川上未映子さんが、ひたすらインタビューしまくる1冊です。さすが作家さんとしてのハルキストはモノの見方、捉え方が違うなぁと唸らせてもらえる内容でした。川上さんのアツ(熱)っぷりに対し、サラリと時にはとぼけて?返す村上さんの受け答えがなんとも絶妙です。村上文学がどのようにして書き上げられるのか、村上さんの作家としての思いやスタイルが川上さんのインタビューによって、どんどん明らかになっていきます。村上さん本人もあとがきで書いてますが、川上さんの'矢継ぎ早感'がある意味凄まじいです。

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