レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知 平凡社ライブラリー

岡田温司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582766103
ISBN 10 : 4582766102
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,236p

内容詳細

館外初公開が話題のダ・ヴィンチ「受胎告知」。画家の人物像、受胎告知のテーマ系など、様々な観点から1枚の絵を徹底解剖する究極の鑑賞ガイド。気鋭論者2人による特別書き下ろし。

【著者紹介】
岡田温司 : 1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。西洋美術史

池上英洋 : 1967年生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。恵泉女学園大学助教授。西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    前半では神学、美術史などの観点から「受胎告知」の意味を探究する。そして、後半はいよいよレオナルドの『受胎告知』が俎上に乗せられ、様々な角度からの検証が加えられてゆく。レオナルドの主要な特質は以下の3点。@天上と地上という縦の軸線がないA線遠近法が強調されないBデッサンの微妙な狂いをはじめ、わからないものが描かれている―著者がこれらの問題点を克明に、しかも鮮やかに解き明かしてゆく手腕は実に見事だ。数ある『受胎告知』の中でもひときわ燦然と光る(私見ではNo.1)レオナルドのそれは20歳の時の作品なのだ。

  • 午後 さん

    前半では岡田温司による受胎告知の主題の神学的背景や、図像学的な特徴が膨大な例示と共に解説される。受肉の教義の表現、聖母の複雑な感情表現、線遠近法の発達を軸に、数々の図像を次々に読み解いて行く手つきの鮮やかさ!ルネサンス期に盛んであった宗教劇と絵画美術との関連について述べた部分は他に読んだことがなく刺激的だった。後半の池上英洋によるレオナルドの受胎告知分析では、作品の分析を通じて当時の工房のあり方や、若きレオナルドの修行時代が次第に立ち上がっていく様がスリリング。

  • takakomama さん

    前半は「ルネサンスの受胎告知」の概要、後半はレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「受胎告知」を詳しく解説。多くの画家が「受胎告知」の絵画を描いています。聖史劇が教会や公共の場で演じられていたそうです。2007年にダ・ヴィンチの「受胎告知」が来日した「天才の実像展」をきっかけに書かれた本。

  • もちもち さん

    なるほど、受胎告知の絵ひとつとってみてもこれほど多くの画法とそれについての解釈があるのか…。この時代の画家たちがこぞって線遠近法に魅了されている姿も面白い。前半部は主に受胎告知という主題について詳しく書かれており、マリアの仕草から解する心情、精霊の象徴や影の意味など、大変興味深い内容。後半はそれを踏まえてダ・ヴィンチの受胎告知について比較検討を進める。画家が特定されているように見える絵画でも、実は怪しいものがあるとは…。ダ・ヴィンチの若い頃は実は、無学で平凡な画家であったなど、すこし元気の出る話だ。

  • i-miya さん

    ヨハネの福音 はじめに言があった。言は神とともにあった。言は神であった」 父(=神) 子 聖霊 (同質同形性) 言は神とともにあった 言は肉となって私たちに宿られた 神=お言葉=ロゴス 人=イエス・キリスト 神が人の姿として受肉した 聖霊=「いと高き方」=言 ヨハネはルカと違って受胎告知やキリスト誕生などについて何も語らない 8C偶像 中に ビザンチンに 対抗に教父ダマスコスのヨアンネス 神の受肉の二面性 超越的ー経験的 不可視ー可視 天上的ー地上的 その神性を部分放棄 ◎ 「マタイによる福音書」

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人物・団体紹介

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岡田温司

1954(昭和29)年、広島県に生まれる。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学大学院特任教授。専門は西洋美術史、思想史。著書―『モランディとその時代』(人文書院、2003年、吉田秀和賞受賞)『フロイトのイタリア』(平凡社、2008年、読売文学賞)ほか多数(本データはこの書

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