山田孝雄/新村出 近代浪漫派文庫

山田孝雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784786800764
ISBN 10 : 4786800767
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
新村出 ,  
追加情報
:
16cm,331p

内容詳細

目次 : 俳諧語談(抄)(山田孝雄)(大岡寺縄手/ 款冬を飲む/ 長嘯子の挙白集と蕉門の俳諧/ 分にならるゝ/ 宮の縮 ほか)/ 南蛮記(抄)(新村出)(南風/ 嶺南思出草/ 鎖国/ 沈鐘の伝説/ 橿の葉 ほか)

【著者紹介】
山田孝雄 : 明治6年、富山に生れる。中学校を中退後、教員検定試験を通って中学の教職に就きながら、国語学を中心とした幅広い分野で、国文法研究に先鞭をつける「日本文法論」をはじめとする業績を挙げ、その後東北帝大教授、神宮皇学館大学学長を経て、昭和19年に貴族院議員に補せられる間には、「平田篤胤」「国学の本義」等を著して近世の国学の精神を説く。公職追放の処分をうけた戦後も、それまでに収めた諸成果を綜合した旺盛な著述活動を展開し、昭和32年に文化勲章を受章するが、翌年に歿した

新村出 : 明治9年、山口県に生れる。第一高等学校を経て東京帝大で言語学を専攻し、同大において、次いで京都帝大に転じ、多年国語学を講じて後進の教育に当るとともに、国語史の実証主義的な研究と併せて語源研究に卓れた創見を示す。それらの論考は岩波書店版「広辞苑」の編纂に反映されているが、他方で早くから南蛮関係の資料の考証、紹介につとめ、その文化史的な考察を「南蛮記」として大正4年に刊行したのに続いて「南蛮更紗」があり、その他、書誌学、伝記研究等、作歌も能くしたその業は広汎に亘る。昭和31年に文化勲章を受章し、同42年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 双海(ふたみ) さん

    山田孝雄は凡兆の「こそ〳〵と草鞋を作る月夜さし」という句にある「月夜さし」の語義を探る段で次のように述べる。「今、万葉集の研究が空前に進歩してゐるといふ人もあるが、私には、明治以後の人の方が凡兆等の人々よりも遥かに低能と見ゆるが、是は何としたものであらう。(中略)当時(=江戸前期)の俳人達は万葉集をよく読んでゐて、この点だけに就いていへば歴代の歌人、文学者などよりも万葉集に親しんでゐたことを大呼せねばなるまい。」

  • ダイキ さん

    「私は二十年評論、批評をよみしるすことを業としてきたものだが、先生(山田孝雄)のこの一篇(『俳諧語談』)の如く、古の難道閉鎖の状を打開して、かゝる精緻の批評を形成せられた例を未だ多く知らない。戦後日本の文運衰退せるかの感あるが、こゝに先生の一篇を得て、我々は「批評」のありやうについて忽ち開眼されたとは云はないが、真の「批評」の典型を示されたことを知つた。まことの「批評」とはかゝるものを云ふ呼称である。「批評」といふことに興味をもち、「評論」といふことを考へる青春の人々が、かうした一文を熟読し、(続)

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山田孝雄

1875‐1958年。国語学者、国文学者。独学の人として知られ、契沖、真淵、宣長以来の伝統に連なる最後の国学者と評される。東北帝国大学教授、皇學館大学学長を歴任し、貴族院議員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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