花豆の煮えるまで 小夜の物語 偕成社ワンダーランド

安房直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035401001
ISBN 10 : 4035401005
フォーマット
出版社
発行年月
1993年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
22cm,138p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ぶち さん

    山姥(山の精)のお母さんと人間のお父さんの間に産まれた女の子・小夜のお話。 風になってしまったお母さんや山の生き物(天狗、紅葉の精、鬼の子、朴の木)と心通わせる姿に山の香りが感じられるファンタジーです。物悲しい雰囲気も漂ってきたりもしましたが、静かで透き通った山の空気の心地よさに包まれた読書でした。檜の香りのする湯船の温泉にゆったりと浸かりたくなりました。

  • はる さん

    再読。とても好き。儚く美しい安房さんの世界。山の温泉宿の娘・小夜の物語。どこか懐かしく、それでいて幻想的。色彩の表現も美しい。独特の語り口に物語世界に引き込まれる。寂寥感の漂うラストも素晴らしい。続編とも言える「うさぎ座の夜」は未読なのでぜひ読みたい。

  • はる さん

    子どもの頃見た、不思議な夢のよう。安房さんの文章はとてもリリカルで優しい。子どもに戻れる幸せな読書時間だった。大好きな作家さんだが、晩年に描かれたこの作品は未完な感じで終わっているのが悲しい。

  • ぶんこ さん

    先にうさぎ座を読んでいましたが、小夜ちゃんは山姥の娘さんと人間のお父さんとの間の子だったのですね。お母さんは風になって行ってしまったけれど、いつも身近で見守ってくれていると小夜ちゃんは感じています。風になったお母さんか、麓の洋服屋さんの女性が新しいお母さんになるのか?朴の木に山姥に会いたいと頼む小夜ちゃんがいじらしい。一抹の淋しさが漂いますが、温かいお話。

  • seacalf さん

    七十二候の本で紹介されていた童話。これ、かなり好き。山奥深くの温泉宿で暮らす女の子、小夜が主人公。実は小夜、人間のお父さんと山の精のお母さんの子供で・・・。現実と幻想の境界があやういほど近いのに、違和感なくすーっと胸に入ってくるこの世界観が素晴らしい。小学生以来ほとんど和製ファンタジーは読んでなかったが、すごくいい。読むだけで心がほどけていく。こんな読書がしたいんだ。安房さんは初めて読んだけれど、彼女のように今はまだ知らないけど素敵な作家さんがこの世には沢山いるんだろうなあと幸せな気持ちにさせてくれた。

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人物・団体紹介

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安房直子

1943年、東京生まれ。子供の頃から「グリム童話」「アンデルセン童話」に親しみ、日本女子大学国文科在学中より数多くの美しい物語を発表。野間児童文芸賞他、多数の賞を受ける。1993年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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