東京物語 集英社文庫

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087477382
ISBN 10 : 408747738X
フォーマット
出版社
発行年月
2004年09月
日本
追加情報
:
16cm,361p

内容詳細

1978年4月。18歳の久雄は、エリック・クラプトンもトム・ウェイツも素通りする退屈な町を飛び出し、上京する。キャンディーズ解散、ジョン・レノン殺害、幻の名古屋オリンピック、ベルリンの壁崩壊…。バブル景気に向かう時代の波にもまれ、戸惑いながらも少しずつ大人になっていく久雄。80年代の東京を舞台に、誰もが通り過ぎてきた「あの頃」を鮮やかに描きだす、まぶしい青春グラフィティ。

【著者紹介】
奥田英朗 : 1959年岐阜県生れ。雑誌編集者、プランナー、コピーライターを経て1997年「ウランバーナの森」で作家デビュー。2002年「邪魔」で大薮春彦賞を、2004年「空中ブランコ」で直木賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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 昭和の「古き良き時代」という感じがする...

投稿日:2013/05/01 (水)

 昭和の「古き良き時代」という感じがする。  その世代でなくても、今の時代には無い感じが描かれている。

fumi さん | 神奈川県 | 不明

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名古屋から状況して、コピーライターになっ...

投稿日:2012/10/24 (水)

名古屋から状況して、コピーライターになった田村久雄の二十代の日々を綴った短編集。 いまの自分と年齢や職業が近いから、感情移入したり、身につまされるところがあったりと、楽しめる一冊。

ameg さん | 東京都 | 不明

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70年代にあった忘れがたい日に、さて自分...

投稿日:2011/06/02 (木)

70年代にあった忘れがたい日に、さて自分は何をしていたか。連続短編小説であるが、その中でもキャンディーズ解散コンサートの日のことを書いたのが共感できる。70年代を生きた者だと、ピンクレディーではダメなのだ。やはりキャンディーズでないと・・・ 時代を象徴する出来事だったなぁ。

タケヒロ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い さん

    奥田英朗が描く1980年代の 青春物語。そう遠くはないはずなのだが、 でも忘れてしまっている…そんな 出来事が甦ってきて、なぜか 懐かしいのが 奇妙に嬉しい。 高校時代、誰もが持ったであろう 「一人暮らし」への憧れ、「東京」 への憧れがヒシヒシと伝わって くる。ジョンレノン、キャンディーズ、 ファーストキス…文体も軽やかで、 カラっと思い出せるのがよい。 洋子と久雄のエピソード、そして 理恵子との関係…過ぎ去った80年代を 改めて噛みしめることができる、 そんな物語だった。

  • ykmmr (^_^) さん

    私の中では、小説版『とんぼ』である。勿論、長渕さんの。東京に飛び込んで、東京のその姿に飲まれつつも、どこか『反感』も持ち、反転している。自分は物心ついた時には不景気で、『高度成長』や『バブル』なんぞ知らないのだが、上京した時はそれなりに、「ぶっ飛んだ。」と思うので、それは分かる。自分は都会も田舎も好きだが、それぞれに慣れるとそれぞれが懐かしくもなるかな。私もいつか、『好景気』を体験してみたいと思うけど…いつか来るかな…。もうすぐ、40歳だぜ。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    連作短編集。80年代の東京生活をする青春モノ。時事ネタもいろいろあって楽しめた。

  • KAZOO さん

    奥田さんがこのような青春ものを書いていたとは知りませんでした。1878年から89年までの主人公の東京での生活をさまざまな誰にでもわかる出来事と絡めて楽しませてくれます。懐かしい気持ちでいっぱいになります。一つの時代を若い人物を猿回しにして描いたということなのでしょう。

  • スエ さん

    吉幾三「おら東京さ行くだ」を口ずさみながら読み始めた。は〜テレビも無エ、ラジオも無エ♪ えっ?!名古屋が田舎扱い?!大都会でしょうよッ!!あ〜果てしない〜♫ 群馬なんて既に「グンマー帝国」なんて呼ばれて秘境扱いよッ!!…本編へレッツラゴー❢ 凄いスピードで読み進められる奥田先生。やはり文才の天才だ。ロックと映画をこよなく愛す、夢大き青年。彼はとにかく腹を空かしている。そこへ大盛りカツ丼やマックのハンバーガーをかき込む。グゥ…。スエのお腹も鳴った。「これからが本番」なんて甘酸っぱい1冊!若いって素晴らしい。

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人物・団体紹介

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治

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