虹色天気雨 小学館文庫

大島真寿美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094083385
ISBN 10 : 4094083383
フォーマット
出版社
発行年月
2009年01月
日本
追加情報
:
16cm,237p

内容詳細

早朝に電話で起こされ、幼なじみの奈津の一人娘・美月を理由もわからぬまま預かることになってしまった市子。家に連れてこられた美月から、奈津の夫・憲吾が行方不明となり、奈津が憲吾を捜しに出かけたことを知らされる。二日後、戻ってきた奈津は心当たりの場所をすべてまわったが憲吾を見つけられなかったと語る。憲吾の失踪には女性が関係しているとにらむ市子と奈津のまわりには続々と仲間が集まってきて…。女性たちの友情を描いた名作小説。

【著者紹介】
大島真寿美 : 1962年、愛知県生まれ。92年、「春の手品師」で文學界新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さおり さん

    一文が長い。心地よく長い。大島さんは2冊目でしたが、これも好みの感じでした。幸せばかりの人生じゃないけど、っていうか人生なんてもんは幸せ以外のことの方が余程多いんだろうと思わされたりもするけど、でもなんか、悪くない雰囲気で物語はゆるゆると進む。登場人物の中で唯一の小学生である美月が、とてもいい。美月がいるから幸せ、と思えて、なんか嬉しくなる、そんなお話。

  • ぶんこ さん

    中学時代からの女友達3人。専業主婦の奈津が、失踪した夫を探す為に市子に一人娘美月を預けるところから始まる物語。20年以上も友達関係が続き、友の娘を自分の娘のように扱い、応援できるって凄い。彼とも別れ、子供もいない市子やまりにとっては、姪よりも気の置けない存在のようです。この3人の女性の相手の男性が不甲斐ない。友がいなかったら、ウツウツと落ち込むでしょうが、奈津の靭さに驚きもしました。クヨクヨせずに前に進む姿勢に拍手したいです。

  • ばう さん

    ★★★ 中学校以来の女友達3人の物語。早朝、市子は夫を探しに行くから娘を預かって欲しいという奈津からの電話で叩き起こされる。初めはこの奈津という人間がよく理解できなかったけれど、そのイメージは周囲を振り回す女から、3人の中で一番逞しい自分の人生を切り開いていく女へと変わっていき、最後は何だか応援していた。娘の美月ちゃんが最高。失踪夫、別れた恋人、破局寸前の恋人、それぞれ男問題に悩む3人だけれど不思議とみんなさっぱりして見えるのは大人だからか。3連作だそうなので彼女達の今後を追いかけていきたいです。

  • あつひめ さん

    スープの冷めない距離…と言う言葉があるけれど、この物語の登場人物は、心の温度が冷めない距離を長い時間維持し続けている。ケンカもすれば涙も流す、そして楽しいときにはみんなで弾ける。それが友なんだろう。なんて素敵な関係だろうと羨ましく思う。美月が、大人びて見えるのは、周りの大人たちの生き方が成長過程で注入されてしまったのか。男と女の関係よりも友情の厚みの方が生きる上では重要なのだな…。私もこんな友に囲まれて暮らしてみたい。

  • かしこ さん

    【図書館本】お名前は存じ上げていましたが、なかなか読む機会がなかった作家さん。直木賞にノミネートされたとのことで、これを機に作品を読もうと手に取りました。この続編にあたるビター&シュガーをドラマでみていたため、登場人物たちはすとんと落ちてきた。昔からの友達って気が楽。大人になると、新しい人間関係をつくるのは大変ということがやっとわかってきた。でも、昔馴染みでも話の内容が増税とか将来のこととか・・・・大人になってきたなと私事ながら思います。明日のテストの心配だけじゃなくなった。美月に対する市子の対応が好き。

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人物・団体紹介

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大島真寿美

1962年愛知県名古屋市生まれ。1992年「春の手品師」で第七四回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2012年『ピエタ』で第九回本屋大賞第三位。2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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