女の子は本当にピンクが好きなのか 河出文庫

堀越英美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309417134
ISBN 10 : 4309417132
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;15

内容詳細

「よもや自分の娘がピンク星人になってしまうとは」。ピンクが私たちにもたらしている「女らしさ」「男らしさ」に関する無意識の刷り込みを、国内外の事例をもとに徹底的に掘り下げる。単行本未収録エッセイ「女の子が文学部に入るべきでない5つの理由」他を増補。

目次 : 第1章 ピンクと女子の歴史/ 第2章 ピンクへの反抗/ 第3章 リケジョ化するファッションドール/ 第4章 ピンクカラーの罠 日本女性の社会進出が遅れる理由/ 第5章 イケピンクとダサピンク、あるいは「ウチ」と「私」/ 第6章 ピンク・フォー・ボーイズ/ 文庫版特典 女の子と男の子のジェンダーをめぐる話をもう少し(女の子が文学部に入るべきでない5つの理由/ 世界を変える女の子の本、人と違うことを恐れない男の子の本)

【著者紹介】
堀越英美 : 1973年生まれ。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • rico さん

    色としての「ピンク」だけではなく、ある種の強制力によって「女性的」とされるものの象徴としての「ピンク」まで含めて論じることで、興味深いジェンダー論を展開。女性向けとされる(ピンクカラー)進路、ひいては職業が、補助的なものだったり低賃金だったりして、女性の社会的地位を低いものにする装置として働く現実。その意味では、女の子が大好きなパステルカラーのキラキラした世界にSTEMを上手く組み込んだ欧米の取組みは素晴らしい。ピンクが好きな男の子も、嫌いな女の子も、自分らしく伸びやかに育つことが1番だよね。

  • たまきら さん

    備忘録:私はピンクが嫌いな女の子でした。買ってもらったゴレンジャーのヘルメットは青。どうしても着なきゃいけなかった時のスカートは黒、譲って赤。だから読んでいてもまったく共感できず居心地が悪かったです。お人形さんも苦手だし、口紅もピンクを買ったことは一度もないことにたった今気づいた感じです。自分でもびっくり。唯一うちにあったピンクの服は、夫が私に買ってきたものでしたねえ。ピンクには彼の願望があったのかもしれない…。

  • katoyann さん

    子育てをきっかけとして、女児がピンクを好む現象について、歴史や文化の比較を通して考察したエッセイ。翻訳家らしく、英米の「ピンクカラー」需要について丁寧に分析されている。アメリカの場合は、ディズニー・プリンセス関連のファッションドールに触れていくうちに女児は自然とピンクを好むようになるという。一方、イギリスには、性別によっておもちゃの色分けをすることに反対する運動があるという。ピンクには女性の従順さという性役割意識が内包されているから、女性の可能性を狭めてしまうという主張だ。

  • なるみ(旧Narumi) さん

    分量としては少なめでしたが、アナ雪の論考が興味深かったです。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    確かにうちの娘も、小さい頃「ピンク、ハート、キラキラ」が大好きだった。「男の子=ブルー、女の子=ピンク」って、世界共通で、大昔からそうだったのかと思っていだけど、実はそうでもなかったという話。いろいろな文献や、社会運動、ここ最近のメディアの取り上げ方など、多方面から考察してあって、とても面白かった。度肝を抜かれたのは、「男の子=aggressive、女の子=passiveという固定観念から、どちらもassertiveに」という話で、妖怪ウォッチの主人公、景太が、これから目指すべきカタチだと。コレは凄い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品