バロック・アナトミア 佐藤明写真集

佐藤明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309906379
ISBN 10 : 4309906370
フォーマット
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
22cm,1冊(ページ付なし)

商品説明

本書は主に17〜18世紀に制作された解剖学蝋人形の博物館として知られる「ラ・スペコラ」を故佐藤明が独自の美学で撮り下ろした異色の写真集。その幻想性と審美性に裏打ちされた死とエロティシズムの図鑑は今も眩い虹彩を放っている。

内容詳細

フィレンツェ“ラ・スペコラ”博物館の解剖学蝋人形。

【著者紹介】
佐藤明 : 1930東京麻布生まれ。1953横浜国立大学経済学部卒業。1959奈良原一高、東松照明、川田喜久治、細江英公、丹野章とグループ「VIVO」を結成。1963 7月、ニューヨークに渡る。1964ヨーロッパに渡る。1965 2月、帰国。1966「おんな」と「白夜」によって写真批評家協会作家賞受賞。1998日本写真協会年度賞受賞。2002 4月、71歳で病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    タイトルの"ANATOMIA BAROCCA"に魅かれて図書館から借りてきたが、自分で購入しなくてよかったというのが正直なところ。なんともグロテスクなのである。本書はフィレンツェのピッティ宮殿の側にある「ラ・スペコラ」博物館の蔵品を佐藤明が撮影したものなのだが、これらは17,18世紀に制作された人体内部の蝋人形による、何とも細密な標本群である。内臓をすべてさらけ出した妙齢の美女や神経組織、あるいは微細な部分まで血管を浮き上がらせた人体など。バロック的といえば、たしかにそうではあるのだが。

  • 匠 さん

    フィレンツェ、ラ・スペコラ博物館の解剖学蝋人形集。17世紀末から18世紀に作られた蝋細工の解剖学模型なので、これはごく一般的な蝋人形とは一線を画す。どのページからも漂う解剖学的な美しさとエロティシズムは、独特な撮影法によってもより際立っている気がする。こういうものはグロテスクに感じる人も多いと思うから、誰にでもオススメできる本ではないけれど、人間とは本当によくできているものだと感心してしまう。

  • りん@停電羽蟲 さん

    今はもう入手困難。ラ・スペコラの博物館。腹部を開かれ腸を晒した少女がバロック彫刻さながらにポーズをとり小さく微笑んでいる『解体されたヴィーナス』の名を持つ16歳少女の死体をモデルにした蝋人形。これ以上の説明は不要。ただただ、非常に美しい。それだけだ。

  • non さん

    フィレンツェのラ・スペコラという名の博物館には、600体もの蝋の解剖模型があるそうです。そのほとんどは、死体から直接、型を取ったもの。約200年前のものとは思えないほど、つややかで生き生きとした内臓。剥き出しの神経や病変。美しい双子の胎児。おだやかな、或いは虚ろな表情の少女たちが、腹を開かれ、露わな臓器をさらけ出している。髪の毛も人毛だという。医学のためなのか、芸術なのか。グロテスクなのか、高尚なのか。きっと、そのどちらともなのだろう。

  • 香嶋トウヤ さん

    ページをめくる度に溜め息が出る。実に美しい。個人的には子宮に収まった双子の胎児が一番好き。いつまででも眺めていたくなる。

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