量子は、不確定性原理のゆりかごで、宇宙の夢をみる

佐治晴夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784798701578
ISBN 10 : 4798701572
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
230p;19

内容詳細

むずかしいはずの物理学の言葉と、こころにしみる詩の言葉が、ふれ合います。
遠い宇宙のかなたのお話と、いまこの瞬間の目の前の風景が、やさしく、しずかに、あなたの中で、一つになります。
佐治博士の特別講義〈夢みる量子論〉、いよいよ開講。最前線の宇宙研究には欠かせない量子論(量子物理学あるいは量子力学)の世界観を概観する6時間。

宇宙のことを深く考えている佐治先生は、無限を探求するという意味で、やはり芸術家だと思います。先生の言葉で読むと、数学という言葉がとても美しく感じられます。――宮沢りえ(女優)さあっと読み飛ばしていただいても、もちろんけっこうです。また何度でも考えながら、おさらいするように読み返していただけば、必ず、量子論の世界観が見えてくるはずです。――佐治晴夫


著者について

佐治晴夫(さじ はるお)1935年東京生まれ。理学博士。鈴鹿短期大学名誉学長。日本文藝家協会会員。大阪音楽大学大学院客員教授。元NASA客員研究員。東大物性研究所、玉川大学、県立宮城大学教授などを経て、2004年から2013年まで鈴鹿短期大学学長。量子論に基づく宇宙創生理論「ゆらぎ」研究の第一人者。NASAのボイジャー計画、“E.T.(地球外生命体)"探査にも関与。また、宇宙研究の成果を平和教育のひとつとして位置づけるリベラル・アーツ教育の実践を行ない、その一環としてピアノ、パイプオルガンを自ら弾いて、全国の学校で特別授業を続けている。主な著書に『宇宙の不思議』(PHP研究所)、『夢みる科学』(玉川大学出版部)、『二十世紀の忘れもの』(松岡正剛との共著/雲母書房)、『「わかる」ことは「かわる」こと』(養老孟司との共著/河出書房新社)、『からだは星からできている』『女性を宇宙は最初につくった』『14歳のための物理学』『14歳のための時間論』(以上春秋社)、『THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある! 』(マガジンハウス)など。

【著者紹介】
佐治晴夫 : 1935年東京生まれ。理学博士。鈴鹿短期大学名誉学長。日本文藝家協会会員。大阪音楽大学大学院客員教授。元NASA客員研究員。東京大学物性研究所、玉川大学、県立宮城大学教授などを経て、2004年から2013年まで鈴鹿短期大学学長。量子論に基づく宇宙創生理論に関わる「ゆらぎ」研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さばずし2487398 さん

    不確定性原理という言葉を初めて知った。 目に見えなくても名前をつける事で考える事ができるという事、仏教の世界が量子力学と似ているというのも神秘的だし、原子、分子でできている限り脳も心も不確定に揺らぐ筈、という話も面白い。精神論ではなく、美しい式で不確定性を表すと不可能も可能に思えて来る。常に不確定の揺らぎがあるなら、人間の可能•不可能の差も宇宙から見れば相当小さいものかもしれない。『分かる』は文字を入れ替えて『変わる』になる。素敵な一文だった。

  • たっこ。 さん

    6時限の授業風に量子論を易しく解説した本。数式はほんの少し。丁寧に考えれば付いていけなくはない感じ。それよりも考え方や発想がなじみがなさすぎてはじめのうちはなにがすごいのかが分からなかった。しかし、だんだん驚きが増してくる。良い授業を受けました。文学の素養まで援用して、世界の成り立ちのミクロから宇宙まで一貫する美を見る目を与えてもらった気がします。

  • けんた さん

    この世の中の最小単位である量子にまつわる不確定性原理をから宇宙へ論を展開する本書は、数学の知識に乏しい私には少々難解であり、各時間に展開される数式は眠気を誘う呪文にしか見えなかった。が、6時間目「星の王女様/王子様」という着眼点はなるほどと膝を打った。まさか自分のルーツが星の王子様だとは思って読んでなかったので、その視点で持って再読したい。小難しさも相まって、なかなか読み進められなかったが、本書の推薦人が、どのような点に惹かれたかについて思いを馳せると、読書体験は一層深くなる。

  • ゆきじ さん

    数学でしかあらわせないものがこの世界を作っていてたまるか、と思っていた。数学が嫌いだから。この本はそんなわたしの想いを見事に汲んで、出来る限り数学を使わずに言葉で世界のはじまりを表現してくれた。わたしがあるから宇宙があることを理解できた。

  • hinotake0117 さん

    難解な量子論を、詩やさまざまな言葉も交えながらできる限り分かりやすく伝えようとする書。 計算式は難解だが、なんとなく自分あっての世界である、ということは伝わってくるのが不確定性理原理。 やはり世界は「関係」でできている。 https://t.co/mEVLPP9fDi

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