夏着物の文様とその見方 大正・昭和の涼をよぶ着物の素材、織り組織、文様の意味がわかる

似内惠子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416715345
ISBN 10 : 441671534X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
287p;23

内容詳細

さわやかに透ける絽や紗の素材、その上に染められた萩や桔梗をはじめとする秋草の数々、水辺に踊るカワセミや鵜など夏の鳥、密やかに咲く百合など、夏の着物は涼をよぶデザインの宝庫です。汗などで傷みやすく蒐集・保管が難しいことから、コレクターにとっても蒐集しにくいアイテムといえます。本書はその貴重な夏着物に焦点を当て、着物の素材、織り組織、文様について詳しく紹介した書籍です。
大正、昭和とつづく当時は、クーラーもなく、涼をとることが難しかった時代。そのかわりに、素材と織り方を工夫し、そこに涼しそうに見える文様を添えるという方法がとられました。その特徴的な着物の素材、そして織り方などの技術も紹介し、資料的にも価値の高い内容を目指します。コラムとして、大正・昭和の当時の美人画や写真をもとに着物の着付けを紹介。また暑い夏場の髪型や化粧などの周辺情報も掲載します。
また、その解説の多くには、英語訳も同時に並記しています。日本の文化に触れたい、もっと着物について知りたいという外国人や、着物について英語で説明したいという方にとっても、使い勝手の良い貴重な資料となります。

【著者紹介】
似内恵子 : 京都府生まれ。2004年、京都古布保存会設立。海運業を営んでいた祖父のコレクションをもとに展示活動を始める。2009年、京都古布保存会が京都府より法人認証を受け、「特定非営利活動法人京都古布保存会」となる。理事長に就任。神戸ファッション美術などで所蔵品の展示を行う。大原女・舞妓など京都の伝統衣裳を調査・記録するほか、日本の服飾文化を後世に伝えるためのさまざまな活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きょう さん

    京都古布保存会所蔵品と、学生対象の帯留コンテストの作品を使ったコーディネートで、今着てもおしゃれな取り合わせです。青い暈しの染めが涼しげで好みですが、淡い色の着物に赤い帯も元気が出そうです。木綿が日本で栽培されたのは室町時代、それまでは絹を着られない庶民は夏以外も麻を透けないように寒くないように工夫して着てたんだなあ…。当時は江戸時代よりも暑かったとしても。英文も併記されているので、縮緬も絽もcrepe、紗gauzeなどフムフムと。母が、透ける洋服地をゴースと言ってたことを思い出しました。

  • 今夜は眠れない さん

    写真がいい‼️呂や紗などの透け感を上手く撮っている。 著者が京都なので関西好み。帯留や簪も少しなのは仕方ないと思う。それぞれに一冊の事典ができそうだから。夏物だけ、という視点がとても良いと思う。

  • めぐみこ さん

    うすものの透け感が素晴らしい。いかにも涼しげ。染め残した柄に襦袢の色をわざと透かしたり、あえて裏側に織り出した柄をシルエットとして見せるなど、夏着物の計算された美しさにため息。絽や紗など、色々な布の触り比べしてみたいなぁ。写真だけじゃ判らない部分を感じてみたくなった。

  • ぶっく さん

    図書館。透け感がよくわかる。そして可愛い。薄物に色の襦袢もいいかも

  • 1018 さん

    とても美しい絵柄ばかりなので見ていてあきない。 浴衣を着たくなります。

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