みだれ髪 角川文庫

与謝野晶子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044002855
ISBN 10 : 4044002851
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;15

内容詳細

「みだれ髪」全399首を訳とともに味わう!

「やは肌のあつき血汐に触れも見でさびしからずや道を説く君」
「みだれ髪を京の島田にかへし朝ふしてゐませの君ゆりおこす」
「いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れつ行く春」

……燃えるような激情を詠んだ与謝野晶子の第一歌集「みだれ髪」。近代短歌の金字塔をうちたて、多くの若い詩人や歌人たちに影響を与えた作品の数々を、現代語訳とともに味わう。晶子の同時代作品を集めた「みだれ髪拾遺」を所収。

【目次】
みだれ髪
 臙脂紫
 蓮の花船
 白百合
 はたち妻
 舞姫
 春思
みだれ髪 拾遺

解説:野田宇太郎
新版解説:今野寿美
挿絵:藤島武二

【著者紹介】
与謝野晶子 : 1878年大阪府堺市生まれ。大恋愛の末、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名に。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐にわたり活躍。1942年没

今野寿美 : 1952年東京品川生まれ。横浜市立大学卒。『24のキーワードで読む与謝野晶子』ほか、近代短歌をめぐる著書がある。79年角川短歌賞受賞。89年現代短歌女流賞受賞。92年夫の三枝昂之らと「りとむ」創刊。宮中歌会始選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナイスネイチャ さん

    ほぼ解説を読んでました。この時代に愛を語る女性。凄い美しい表現で噛み締めて読んだ感じ。

  • 優希 さん

    なんて情熱的なのでしょう。激しい恋愛をしていたことが感じられます。歌を通じて、強い想いが伝わってきました。今、このような激しい恋愛をするだろうかと思います。鉄幹も晶子の強い想いを受け入れる。激しい恋愛模様を見たようでした。

  • yanae さん

    学生の頃、国語で名前を覚えた与謝野晶子ー乱れ髪。そもそも、俳句じゃなくて短歌だってことにも気づいてなかったひどい自分。今でこそ恋を歌った短歌もたくさんあるけれど、妻子ある人への恋心や肉体関係を思わせる歌を当時発表するって言うのは、とても画期的だったんじゃないだろうか。鉄幹も晶子の才能を認めてそれを受け入れたのがすごい。歌もとても情熱的で今読んでも面白い。解説が入っていて、晶子の人間らしいところも見えて面白く読みました。文語体なのでやはり解説があってこそ楽しめました。今も昔も恋する気持ちは変わらない。

  • 扉のこちら側 さん

    2018年219冊め。教科書に載る等する有名作しか知らない彼女とその背景に触れることができた。歌集が編まれた背景や、最後の一首での驚くべき結末など興味深く読めた。訳者あとがきの『大胆不敵の新たな個性』に納得である。そして訳者の大胆な現代語訳も見事だった。

  • 里愛乍 さん

    詩とか歌とか、文学に対する教養など皆無であります故、作品についてはとても語れなど致せませぬが、素人なりにまず一言、内容がすごい乙女。ここに描かれている一行は全てに於いて、現代文のどんな一行も敵わないほどのインパクトを与えます。それに伴い、現代口語で表されている訳がとてもお洒落。短歌と訳注が見開きで並んでいる構成も分かりやすくて素晴らしいと思いました。

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人物・団体紹介

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与謝野晶子

1878〜1942。日本の歌人、作家、評論家。大阪・堺市に生まれる。1900年に与謝野鉄幹の主宰する新詩社に入り、その機関誌「明星」に短歌を発表するようになる。1901年に出版された第一歌集『みだれ髪』は、恋愛を謳歌する大胆で浪漫的な作風で、大きな反響を呼ぶ。出版された歌集は共著を含め24冊、社会評

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