レイモンド・チャンドラー

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高い窓 ハヤカワ・ミステリ文庫

レイモンド・チャンドラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150704650
ISBN 10 : 4150704651
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
416p;16

内容詳細

私立探偵フィリップ・マーロウは資産家の老女に呼び出された。行方をくらませた義理の娘リンダを探してほしいとの依頼だ。極めて貴重な金貨をリンダが持ち逃げしたと老女は固く信じているのだが…。老女の息子や秘書の振る舞いからは、なにやら裏がありそうな気配が窺える。マーロウは調査を始めるが、その行く手に待ち受けていたのは、脅迫と嘘、そして死体―二度の映画化を果たしたシリーズ中期の傑作。待望の新訳。

【著者紹介】
レイモンド チャンドラー : 1888年シカゴ生まれ。1933年に短篇「ゆすり屋は撃たない」で作家デビューを飾る。1939年には処女長篇『大いなる眠り』を発表。1953年に発表した『ロング・グッドバイ』(以上早川書房刊)で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞に輝いた。1959年没。享年70

村上春樹 : 1949年生まれ、早稲田大学第一文学部卒、小説家・英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kircheis さん

    ★★☆☆☆ 個人的にマーロウシリーズの中ではハズレだと思う。 マーロウらしいセンチメンタルさは味わえるが、物語が淡々と進むのでマーロウの力で何かを解決するという部分はあまり感じられない。最後丸く収められたのは良かったが若干のモヤモヤも残る。 ヒロイン的な存在だったマールの魅力が感じられなかったのも大きい。 真相はそれなりに凝っていて嫌いではないが、タイトルで最初から予想つくのが残念。

  • ケイ さん

    『大いなる眠り』『さらば愛しき人』を読まずに、チャンドラーの初読みがこの作品となれば、マーロウのシリーズに興味は出なかったかもしれない。解説で示されてあるように些かご都合主義が気になる。また村上春樹の訳は大変に読みやすいが、マーロウがいかにタフかということが示されるあたりの言い回しが時にぎこちなく感じた。訳者が原作に対して、特に原作のある部分に対して想いが強いとこうなってしまうのかもしれない。精神を殺されていく者たちへのあわれみは、美しく不幸な女性へのかなわぬ恋より、読者の心を惹きつけにくいのだろうか。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    年老いた未亡人からのマーロウへの依頼は息子の嫁が盗んだという希少金貨を見つけて取り戻すこと。だが調査を開始したマーロウの周りに殺人事件が発生。果たして何が起こっているのか?村上春樹さんの比喩とか分体は好きなのだけれど、散りばめた伏線を回収しないというか広げた風呂敷を畳まないストーリーがイマイチ合わない。だったら彼が翻訳した本を読んだらいいんじゃない?と読み始めた一冊。確かにマーロウのちょいと気障な台詞に村上春樹はぴったりだ。え?旧訳と比べてどうかって?すみません、四半世紀ぶりなので忘れました。★★★

  • セウテス さん

    【私立探偵フィリップ・マーロウ】シリーズ第3弾〔再読〕。マーロウは資産家の女性から、行方を眩ました息子の嫁を探す依頼を受ける。彼女は嫁が亡き夫の残した遺産の一つ、希少なコインを盗んで行ったと思っていた。しかし調査を始めると、どうやら話とは違う事実が見えてくる。本作はマーロウ作品には珍しく銃撃戦や格闘などが無い、本格ミステリだと思う。様々な伏線から、最後のどんでん返しの様な真相を、推理する事も楽しむ事も出来る。他の作品と比べ、何とも心地好い余韻を味わった。ミステリ好きの私には、マーロウで一番の作品となった。

  • つねじろう さん

    素直な気分の時はチャンドラーの中でどれが好きかと聞かれるとこの本と答える。すると大体せめてリトルシスターとか言ってくれよみたいな感じになる。ビルエバンスのアルバムでアンダーカレントが一番好きだと答えた時のように。どんな所が良かったって聞かれると一番それらしいからと答えると思う。で村上春樹の訳が合うだろなぁて思ってて当たりだった。ほぼ全員が嘘を語るなか探偵らしく仕事するマーロウ。登場人物達のキャラ立ちもシャープで彼の饒舌を良い具合に引き出す。刑事とエレベーターのオッチャンが好き。

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