ヘレン・スケールズ

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魚の自然誌 光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説

ヘレン・スケールズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715948
ISBN 10 : 4806715948
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;20

内容詳細

体の模様・色はなんのためにあるのか、ナマズはハトの捕まえ方をどのように学ぶのか、群れの中で魚どうしぶつからないのはなぜか、フグはなぜ自分の毒で中毒を起こさないのか。世界の海に潜ってさまざまな魚に出会ってきた気鋭の海洋生物学者が、自らの体験をまじえ、魚の進化・分類の歴史、紫外線ライトで見る不思議な海の世界、群れ、音、色、狩り、毒、魚の知性など、魚にまつわるさまざまな疑問にこたえ、魅力的な魚の世界へと誘う。広大で美しい水の中の住人への科学者からのラブレター。

目次 : プロローグ―世界を旅する魚類学者/ 魚とは何か―魚類学の始まり/ 深みをのぞく―進化の系統樹をたどる旅/ 色彩の思わぬ力―体色の意味するもの/ 海のイルミネーション―光を発する魚たち/ 群れを解析する―生き残りの戦略/ 魚の食卓―水中で暮らす魚に共通する課題/ 毒を持つ魚―人と魚毒の深い関係/ 太古の海の魚たち―化石魚から進化をさぐる/ 魚のオーケストラ―海は魚たちのたてる音に満ちている/ 魚の思考力

【著者紹介】
ヘレン・スケールズ : イギリス生まれ。海洋生物学者。魚を観察するために数百時間を水の中で過ごしてきた。ダイビングやサーフィンをこなし、ラジオ番組の出演者としてもサイエンス・ライターとしても活躍する。海の語り部として知られ、BBCラジオ4の番組「ザ・インフィニット・モンキー・ケージ」ではロビン・インスとブライアン・コックスとともに深い海の不思議について考え、「取っておきのもの博物館」のコレクションにタツノオトシゴの仮想水槽を寄贈した

林裕美子 : 兵庫県生まれ。小学生の2年間をアメリカで過ごし、英語教育に熱心な神戸女学院の中高等学部を卒業。信州大学理学部生物学科を卒業してから企業に就職したが、生き物とかかわっていたいと思い直して同大学院理学専攻科修士課程を修了した。主婦業のかたわら英日・日英の産業翻訳を手がけるようになり、子育てが一段落したころから森林、河川、砂浜などの環境保全活動に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 人生ゴルディアス さん

    魚類に関する話フルコース。進化生態物理の話まで。(サンゴ礁のパチパチ音は海老のキャビテーションらしい) ダイビングの話も多くて行きたくなる。メガネモチノウオがそんなに貴重だとは……パラオにめっちゃいたし、確かに密漁後に頭だけ捨てられてるやつに出会ったりもした。ブルーコーナーとかも書かれてて懐かしくなった。体内で色素を作る魚はものすごく少なく、他はほぼ構造色とか、深海の魚が赤い理由とか、実は紫外線に反応する模様をたくさんの魚が持ってるとか、良い本でした。同著者で『貝と文明』というのもあるらしいので読みたい。

  • Masakiya さん

    令和の時代に直球の邦題。バイオロギング、遺伝子解析、潜水艇での撮影等、新しい研究手法によって、魚の知見がかつて無いほどに蓄積されてきた事を執筆の理由として著者は挙げているが、原題の副題であるフィッシュウォッチャーガイドとして10年代の研究成果も盛り込んでおり、スマホ片手に魚種を確かめながら楽しめる。動物の行動を自然言語で記載する古くからの研究成果も作者の実際の観察によって生き生きと語られる。晩年のローレンツはノーベル賞の賞金で巨大な水槽を作り、ツノダシ一匹一匹に名前をつけて観察していたなんてエピソードも。

  • yokkoishotaro さん

    2021年NO1の本を年明け早々読んでしまったな。内容は海洋生物学の最新の情報を参照してて、かなり重厚。コラムとかちょっとしたエピソードもまた秀逸。読んでて飽きない。水産・海洋系の学生は必読だろうし、これ読んで水産・海洋系に興味持つ人もかなり多いんじゃないかな。

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ヘレン・スケールズ

イギリス生まれ。海洋生物学者。魚を観察するために数百時間を水のなかで過ごしてきた。ダイビングやサーフィンをこなし、ブロードキャスターとしてもサイエンス・ライターとしても活躍し、ナショナルジオグラフィック誌やガーディアン紙に寄稿している。海の語り部として知られ、BBCラジオに定期的に出演し、海洋科学、

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