バーバラ・ヴァイン

人物・団体ページへ

階段の家

バーバラ・ヴァイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042541523
ISBN 10 : 4042541526
フォーマット
出版社
発行年月
1990年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
469p;15X11

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Tetchy さん

    エリザベス・ヴェッチ、コゼット・キングスレー、ベル・サンガー3人の女性を中心に添えて語られる謎は1点。ベルは一体誰を殺害して刑務所に入ったのか。どこにでも自分のルールに忠実に生きる者はいる。そして自身の幸福のためなら周囲に迷惑をかけても構わない思う面倒な者もいる。ベルという女性がまさにその役割であり、彼女はエリザベスとコゼットの間に割って入ったジョーカーだった。何とも複雑で歪んだ愛の形か。千変万化の如く物語の彩りを変えていった作品だった。女は永遠に謎だというが、本書を読むと確かに男の私はそう思うのである。

  • 星落秋風五丈原 さん

    作家のエリザベス(ベス)はタクシーの窓からベル・サンガーをみかけた。彼女は刑務所にいるはずだ。過ぎ去った日々がまざまざと甦る。1960年代を間近にひかえたロンドン。エリザベスはやがて発病するかもしれない遺伝性の難病におびえながら、母の従姉妹コゼットを慕って訪ねていた。夫をなくしたコゼットは〈階段の家〉に住み、そこには恋愛やドラッグに翻弄される若者が集っていた。が、ベルはそんななかにあってなにかが違っていた。ベスがヘンリ―・ジェイムズの評論を書いていたり、登場人物が『鳩の翼』について話すシーンがある

  • みみずく さん

    16年前に「階段の家」で起こった事件を頂点にすえ、それにいたる過程を現在の様子を交えながら語ったヴァインらしい長編。当時、階段の家の女主人コゼットは未亡人で、失った若さに憧れ愛する人を探していた。病の恐怖を抱えながらも愛されて育った姪のエリザベスは知識を本から得て、不幸な生い立ちの同居人ベルは生きる術を生きながら得た。ベルに惹かれていたエリザベス視点で描かれておりその辺りの主観の混じり具合がうまい。それゆえなかなか真相に近づかないのがまどろっこしいけれど、コゼットや他の人物描写も丁寧で読み応えがあった。

  • きりぱい さん

    ヘンリー・ジェイムズの『鳩の翼』に材をとったとあらすじに書かれていて、どんな感じだろうと読み進めていて気がつけば半分過ぎていた!?という、もはや鳩の翼の記憶がない?少しずつ文中で補足され、うわー思い出してきたよ〜と、それでもある程度疑いながらなかなか確信させてくれず、400ページをとうに越えてやっと抑圧から解放されたと思ったら、そのあとに寒気が待っていた!見えなさ過ぎる謎と入り混じる時間軸が濃いというかねちっこいというか・・。

  • hina さん

    この底意地の悪さ!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

バーバラ・ヴァイン

英国女流ミステリーを代表する作家ルース・レンデルの別名義。1930年ロンドン生まれ。バーバラ・ヴァイン名で書かれた作品は、レンデル名義で書かれたものより文芸色の強い心理ドラマであることが多い。彼女の作品は、英国本土はもとより、米国、フランスでも多くの読者を持ち、世界15ヶ国語以上に翻訳されている。『

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品