帰ってきたウサギ 2

ジョン・アプダイク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105001056
ISBN 10 : 4105001051
フォーマット
出版社
発行年月
1978年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
290p;20

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ さん

    夫婦というのは不思議だと思う。何があっても、会えば何となく収まる。しかし、話し合っていくと、また諍いが起こる。会話なんてなくて、ただ一緒にいるものなのかもしれない。少なくとも、この小説の中では。ジャニスの孤独はわかっても、彼女はネルソンを傷つけるから、私は嫌いだ。自分の女の部分を息子の前でも忘れないなんて残酷だ。ジルは彼女なりに生きようとしたが、弱くて一人で立てなかった。彼女がいなくてはダメだって人がいなかったからじゃないだろうか。そしてジルがキリストになった。皆の罪を引き受けて火焙りとなったのだと思う。

  • ヘラジカ さん

    読ませる。相変わらずクズみたいな人間だけれど、自分の中にもそういうクズ男がどこかに存在していて色んな部分でものすごく共感してしまう。男の人なら誰でもそうなのでは?むしろ女の人には分からないかも?早速第3部へ。

  • 田中 さん

    ごく微少な気にも付かない表層が丁寧に描写される。そこは難解な詩的世界だった。アップダイクの思念化した文章は、意味が難しい。スキーターと暮らすことによって、近隣住民からの激しい人種差別を体感するウサギ。黒人と白人が共存する社会は、根っこから見解が食い違っているのだろう。黒人を蔑視する差別社会の一端が垣間見えるけれど、これが当時の現実かもしれない。米国人の価値観がウサギを通してよく分かる。夫婦のあり方、親子関係は、米国人ならではの特徴だろう。問題に直面するウサギは漂流しながら生きているようだ。

  • マサキ さん

    我が青春の書、走れウサギ続編。例によって、爽快感は皆無。神経質に鼻を鳴らすウサギ、チェックメイト、八方塞がりです。でもそうじゃない大人なんている?今度こそ、逃げろウサギ!

  • →0!P! さん

    白人の美少女ジルを介して、家に住み着くようになるスキーターは、黒人の苦しみを説き、ラビットを教育していく。ラビットの保守的な態度はだんだんと溶解していくが...。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品