ユーブングとは練習曲のことでしょうが、例えばバッハのインヴェンションがそうであるように、この時代の練習曲は、聞いて楽しく、いかにも弾いてみたいと思わせるものが多いように思います（私は弾けませんが）。音楽教育に限らず凡そ教材とはかくあるべし、と思わずにはおれません。vol.2 の録音予定はないのでしょうか？

１枚目は曲も演奏も録音も非常に良い。問題は２枚目の聖書ソナタ。オルガンとクラヴィコードの録音レベルが違いすぎるため、クラヴィコードの部分を聞こうとすると相当ヴォリュームを上げねば聞こえず、それをオルガンの部分で元に戻さないと今度は大音量でスピーカーが悲惨な目に遭う。ライナーに「クラヴィコードのささやかな音量を楽しんで下さい」といった注意書きがあるものの、はっきり言って面倒臭すぎて、演奏を楽しむどころではない。普通に聞ければ優れた演奏なのかもしれないが。