カート ヴォネガット

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追憶のハルマゲドン

カート ヴォネガット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152089472
ISBN 10 : 4152089474
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,302p

内容詳細

悪魔退治を科学的に行おうとする博士の奮闘をユーモラスに描く表題作、死の直前に書き上げていたスピーチ原稿、ドレスデン大空襲の体験を語ったエッセイ、短篇などを、自筆イラストとともに収録した最後の作品集。

【著者紹介】
浅倉久志 : 1930年生、1950年大阪外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サトシ@朝練ファイト さん

    ドレスデンの空襲に関して、これほどのものだとは全く知らなかった。東京大空襲もしかり。

  • chanvesa さん

    マークの「はじめに」が感動的。2007.4.27のスピーチはどう受け取られたのだろうか?ヴォネガットのファンは喜んだと思うけど、何にも知らない人は戸惑う内容だと思う。仮にヴォネガットがスピーチしたとしても、反応に困った聴衆を前に彼はどう思うのだろうか。この本の小説には、しばしば略奪がテーマとして出てくる。生き延びるために倫理的にダメとわかっていてもせざるを得ないという状況。それは「明るくいこう」のルイスから、「略奪品」のポールまで。ドレスデンの空爆と対比ではなく、そのレンジそのものが「戦争」なのだろう。

  • R さん

    ユーモアのきいた皮肉を読ませる珠玉の短編集でした。遺稿を集めたものなので、破天荒なスピーチ原稿なんかも混ざっていて、どれもこれも、切れ味鋭く、嫌いなものを批判しきっていて小気味の良い内容でした。自身の経験からくる、二次大戦中の捕虜という立場の小説は目を開くようなものがあり、勝者の醜さ、敗者の哀れ、それを少し離れてみることができる立ち位置が魅力的な語り口でした。戦争が嫌いという、強烈なメッセージを笑いにのせて伝えられて、気づくとじっと考えさせられてしまう力を感じました。

  • roughfractus02 さん

    第二次大戦時上等兵だった作者の家族宛の手紙と最後の講演草稿を冒頭に並べた本書には後世の批評が窺える。戦争の状況を伝える文と講演での皮肉で笑いを引き出す文の並びには、味方に空爆されて戦争そのものが自分に襲いかかるドレスデン爆撃を境に変貌した作者の文体の軌跡を、当の爆撃の様子をまざまざと伝えた次のノンフィクション「悲しみの叫びはすべての街路に」までの3作で一望できる構成に見えるからだ。その後表題作品で締め括られる本書は、この悲惨な出来事に耐えるために作者が物語と笑いを必要としたことを読者に訴えかけてくる。

  • どらがあんこ さん

    戦争が多く描かれているが、ヴォネガットが描くとなんだか暖かさがあるのだった。少しづつ読むと良い。

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カート ヴォネガット

1922年11月11日の終戦記念日、インディアナ州インディアナポリスに生まれる。コーネル大学生化学科へ進み、学内紙“コーネル・デイリー・サン”の編集に携わる。1942年、軍隊に召集。バルジの戦いにてドイツ軍の捕虜となり、ドレスデン爆撃を体験する。この体験がのちの人生に大きな影響を与えることとなる。終

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