オリヴァー・サックス

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音楽嗜好症 脳神経科医と音楽に憑かれた人々

オリヴァー・サックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152091475
ISBN 10 : 4152091479
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,502p

内容詳細

落雷による臨死状態から回復するやピアノ演奏にのめり込みだした医師、指揮や歌うことはできても物事を数秒しか覚えていられない音楽家…。音楽に「憑かれた」患者を温かく見守る本格的医学エッセイ。

【著者紹介】
オリヴァー・サックス : 開業医として活躍するかたわら、『レナードの朝』(アカデミー賞を受賞した同名映画の原作)、『妻を帽子とまちがえた男』(ともにハヤカワ・ノンフィクション文庫)を初めとする10冊の著書を持つ作家。在住するニューヨーク市のコロンビア大学メディカルセンター神経学・精神医学教授であり、コロンビア大学の学生、教職員をアートに親しませることを目的に設けられた「コロンビア大学アーティスト」に任命された

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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音楽の聴こえ方に関するいろいろな事例があ...

投稿日:2010/10/11 (月)

音楽の聴こえ方に関するいろいろな事例があり、音楽好きにとっては、一読の必要があるのでは?自身にも思い当たる部分があるはず。

間 諦 さん | 奈良県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • WATA さん

    脳神経科のお医者さんが書いた「音楽」についての医学エッセイ。ある種の音楽を聞くと発作が起きて気絶してしまう人や、1つの曲が頭にこびりついて離れない人など、音楽と普通でない関係になってしまった人がいる一方、病気で記憶力を失ったがピアノは今まで通り演奏できる人、会話ができなくなったが歌を歌うことはできる人など、音楽との間にだけ普通の関係が残っている人の症例もあり、興味深い。この本を読むと、音楽と脳との結びつきの強さ、音楽が人に与える影響の大きさが想像以上であることに驚く。人間の脳は本当に不思議だ。

  • 里季 さん

    映画「レナードの朝」の原作を書いたアメリカの脳神経科医の医エッセイ。脳に損傷を負った患者が音楽的な要素においてどんな変化が現れるか、どのような混乱に陥るかを、何人もの患者を例に挙げて一般の人に分かりやすく説明している。大変に興味深いものだった。著者は専門は医学だけれども、音楽に大変造詣が深いと思った。そうでなければ患者の「音楽的症状」には気づかないだろうし、分析するのも容易ではないだろう。

  • hagen さん

    映画『レナードの朝』の原作者が描くこの本では、登場する脳幹に問題を抱えた人々が音楽が持つ不可思議な魔力で癒される症例の数々か語られる。脳神経科医である著者はあくまで科学的な視点で音楽が脳に与える刺激を捉える立場をとるが、脳幹の部位が持つ機能については、謎に満ちていて断定的な言明を避けている。それは、脳には直接音楽を捉える固有の器官がある訳でなく、脳全体に散在するネットワークが係わり合っている雲の様なものであるかららしい。文化の中心的存在とまで言い切れる音楽は人間にとって如何なるモノか? 思索は永遠に続く。

  • ヨクト さん

    イカス本。音楽嗜好症という独特のタイトルだが実に的を射ていて、神経医学者の著者が出会った様々な患者さんのエピソード、特に音楽に関連する症例を紹介、考察。音楽には未知の力がある。人を元気づけ、ストレスを解消したり。更に良い点では自閉症を一時的に解消できたり、失った言語を取り戻させたりと凄い可能性を秘めている。一方で、頭の中から幻聴が絶えず悩まされる人もいる。加え、絶対音感等についても記述。音楽が好きな若者達よ、本当に好きならイヤホン等で大ボリュームで聴いてちゃいけないぜ。有毛細胞が壊れて難聴になっちまうぜ。

  • Fondsaule さん

    ★★★★☆ 非常に多くの症例が紹介される。 さまざまな音楽に関する事、脳内の音楽から、音楽的才能・能力、音楽療法まで。 驚く様な内容が多く、興味深い。 ただ、音楽に関しては誤解を受けそうな表現もある。 例えば、ブラームスの交響曲の第2番の1楽章はト短調だとかの表現が出てくる。 曲中にト短調の部分があるという様な表現にしないと正確ではなく、間違っていると勘違いされる。 そういうところが多数ある。

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