エリザベス・アボット

人物・団体ページへ

砂糖の歴史

エリザベス・アボット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309225449
ISBN 10 : 4309225446
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
488

内容詳細

奴隷貿易の象徴だったサトウキビ栽培を中心に、原産のポリネシアから米国の食文化、現代のエタノール燃料の原料となるまで、世界を大きく揺さぶり続けた砂糖産業と消費文化を克明に描く。

【著者紹介】
エリザベス・アボット著 : カナダの歴史学者、ジャーナリスト。ハイチで教鞭を執るかたわら、ジャーナリストとして砂糖農園労働者や自然破壊に関する記事を執筆した。女性問題や社会的公正、動物愛護などに深い関心を寄せ、精力的な著作活動を続けている。「グローブ・アンド・メール」紙、「トロント・スター」紙をはじめ多くの新聞や雑誌に寄稿し、1991年にナショナル・マガジン賞(環境問題部門)を受賞。『砂糖の歴史』は2009年に、カナダの文学的ノンフィクションを対象とするチャールズ・テーラー賞の最終候補に選ばれた。トロント在住

樋口幸子 : 東京生まれ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙 さん

    赤毛のアンからお菓子作りに夢中になった少女時代。砂糖は私にとっての魔法のアイテムの一つ。人工甘味料は美味しくないので、沖縄産の黒砂糖を選択。嗜好品は量より質で時々楽しむ派。プランテーションに製造方法、三角貿易、ラム酒や甘い蒸留酒、料理、カフェ文化、そして砂糖菓子の歴史と食文化。祝日や祭事に欠かせない砂糖菓子。薬効と栄養としての利用はチョコレートの歴史とも関わっていく。文章を読むだけで甘い幸せ気分に。甘味を好む至福ポイントは文化で差があるかもね。過剰摂取による肥満や疾患の予防や代替糖、人工甘味料の記述へ。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    企業の目的は顧客の創造。砂糖の歴史はこれに重なる。紅茶に砂糖を入れる習慣は膨大な需要を喚起し、カリブ海の政治、人種、植生の地図を塗り変えた。奴隷貿易と奴隷制が何世紀も続いた後に、非効率化した奴隷制はゆっくりと解体。代替として年季労働者や移民による栽培が人種隔離政策とともに全世界に拡散。南アフリカでは若き日のガンディーがこれに遭遇、人生を変えた。富裕層向けの贅沢品だった砂糖は、ジャム、チョコレート、アイスクリーム、キャンディ、コーラと用途が次々に開発され、人々の味蕾を征服。家庭生活に重大な変化をもたらした。

  • funuu さん

    トウモロコシの澱粉を果糖に変えることによって作られる果糖ブドウ糖液糖(HFCF)は、砂糖の手強い競争相手である清涼飲料は砂糖によるカロリーの最大の供給源であり、世界中で1日に消費されていると推定される460億杯の飲み物のうち、コカ コーラだけで10億杯を占めている。奴隷が砂糖を作り上げ、欧州が消費。

  • 松本直哉 さん

    スーパーマーケットで砂糖が1キロ 90円...不自然に、理不尽に、安い。サトウキビが砂糖になるまでの工程と流通を考えれば、どこかにアンフェアな部分がなければこれほど安くはならない。かつては、新大陸の奴隷が、砂糖の安さを保証していた。現代でも、おそらくは、工程と流通のどこかで、奴隷的な不当な労働があるからこそ、これほどまでに安いのだろう。「安いから買う」という思考回路は、もうやめたい。多少高くても、というよりそれが正当な価格なのだが、生産者も流通の人も、だれも不幸にならない、フェアな価格で、砂糖を買う。

  • CCC さん

    砂糖の歴史というか奴隷の歴史だった。あるいは砂糖の歴史が奴隷の歴史なのか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品