マルセル・プルースト ペンギン評伝双書

エドマンド・ホワイト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000267656
ISBN 10 : 4000267655
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,186p

内容詳細

スノビズム、人種的両義性、生涯を色濃く彩る同性愛的傾向、鋭い感受性、ドレフェス事件への関わり…。今世紀最高と評価されることの多い大作家の知られざる人物像を浮き彫りにする、ゲイの作家による話題作。

【著者紹介】
エドマンド・ホワイト : 1940年生まれ。米国で最も著名なゲイの作家・批評家。ミシガン大学卒業後、出版社勤務、雑誌編集者を経て、作家活動を開始。同性愛の作家集団を結成し、注目を集める。本書『マルセル・プルースト』のほかに評伝Jean Genetをはじめ20冊近い著書を発表。V.ナボコフ、S.ソンタグ等から高い評価を得る。全米図書批評家賞を始め、フランス、アメリカ両国で多数の賞や勲章を受けている

田中裕介 : 1972年生。慶応義塾大学文学部(フランス文学専攻)卒。現在、一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在籍。成城大学非常勤講師。専攻は英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナハチガル さん

    久々のプルースト。図書館でフランス文学の棚を見ていたら関連本がいっぱいあって、ベケットのは小難しそうだったし、写真をテーマにしたものは偏っていそうだし、作品論よりも伝記をということで一番シンプルそうなこれを手に取ったら、ゲイ作家による「プルーストの、生涯を色濃く彩る同性愛的傾向を鮮やかに浮かび上がらせ」る作品だったが、それほど違和感はなく、マニアックでもなく、コンパクトで、楽しめた。プルーストのさまざまなエピソードや交友関係を読みながら、数年かけて読んだ『失われた時を求めて』が懐かしく思い出された。A-。

  • 袖崎いたる さん

    この本に何が書いてあったかと訊かれればゲイの芸、と洒落をキメたくなるような一冊。というのもプルーストもそうならば著者のホワイトもそうであるらしく、記念碑的大著の『失われた時を求めて』のゲイ文学としての可能性を評伝という形式で問い詰めている。また、二十世紀における書字の権力なども紹介されていて、当時の社会規範なども知ることができる。プルーストが自身の同性愛気質が周知のこととなるのを全力阻止していた背景としてそうした事実も絡むし、彼がいわゆる社交に血道をあげるぼんぼんであったスノッブ的側面なども披瀝されてる。

  • Shun'ichiro AKIKUSA さん

    いい本ですね。訳もいいんじゃないでしょうか。

  • 青葉 さん

    正確には再読。ゲイであることをひた隠しにしていたプルーストの真実と作品への表れ、についての評論だが、個人的にはプルースト関係を読むようになったのがここ数年なので、プルースト=ゲイについては、「いまさら?」と思っていた。むしろ先にエドマンド・ホワイトを読んでいたくらい。だから、これが革新的なのかについてはわからないが、とにかく読み物としておもしろい。お薦め。

  • 国重 さん

    簡略な伝記ながらプルーストの生涯や家族、登場人物のモデル達などについて色々知ることができた。長きにわたる執筆中の心理や出版に関する経緯なども面白い

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エドマンド・ホワイト

1940年、オハイオ州シンシナティ生まれ。ミシガン大学(専攻は中国語)卒。その後、出版社勤務、雑誌編集者を経て、作家活動を開始。米国で最も著名なゲイの作家・批評家として注目を集める。20冊近い著書を発表、V.ナボコフ、S.ソンタグ等から高い評価を得る。全米図書批評家賞を始め、フランス、アメリカ両国で

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