ウラジーミル・ソローキン

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氷 氷三部作 2

ウラジーミル・ソローキン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309206691
ISBN 10 : 4309206697
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
348p;20

内容詳細

21世紀初頭のモスクワで世界の再生を目指すカルト集団が暗躍する。氷のハンマーで覚醒する金髪碧眼の男女たち。20世紀を生き抜いたそのカリスマ的指導者。世界的にも評価の高まる作家の代表作。

【著者紹介】
ウラジーミル・ソローキン : 1955年ロシア生まれ。70年代後半からモスクワのコンセプチュアリズム芸術運動に関わる。83年、当時のソ連を象徴する風景を戯画化した作品『行列』を発表し、欧米で注目を集める。2010年に『氷』でゴーリキー賞受賞。英語圏などでも高く評価され、2014年国際ブッカー賞最終候補

松下隆志 : 1984年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程。第4回(平成25年度)日本学術振興会育志賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA さん

    著者が著者だけに警戒しながら読み進めたんだけど、おぉこれ真っ当な小説だ。普通と違うのは第二部が一番最初に発表されたことだけで、その他は人物紹介以外は普通、ただ内容は滅茶苦茶面白くて一気読み。第一部はカルトを外部から描き、第二部は内部からの描写と陰謀論を混ぜ合わせたような話なのだが、ここ色々な読み方が出来るな。ナチとソ連史のパロディみたいな。三部は通販のパンフレットみたい。で、これから『ブロの道』読むんだけど、なんとなく三巻目読むのが怖いような。最近の傾向からして『ロマン』みたいなオチは無いと思うけど。

  • Vakira さん

    ソローキン気になってまたしても読んでしまった。図書館になく、リクエストしたら図書館にて購入、うわ〜新品処女本だ〜。んで早速読む。んん?これは普通にSF?「青い脂」や「親衛隊士の日」の様にSFんという設定を借りた政治風刺や斬新な文学挑戦、ではないですね。グロ、スカトロ無し。これはSFとして普通に面白いです。3部作の2部にあたる部分で、現在から始まり、1901年の隕石の話。隕石の氷と心臓が現在まで・・・更に過去には宇宙創造まで繋いでいきます。keyは23という数字。これって人間の染色体46の半分じゃん?さて?

  • りつこ さん

    え?どうしたの、ソローキン?ソローキンらしくもない。って私の考えるソローキンらしさって「こんなものをよく訳したなぁ」と驚くほどのエロ、グロ、スカトロ、悪ふざけ、暴力。それはあくまでも表現方法の一つであって決して主題ではないのだからしてそれを私のような者がソローキンらしくないなどと談じてはいけないのだがしかしそれにしてもソローキンらしからぬシンプルさに驚く。三部作の二作目ということなのだが、次に訳されるのは三作目?なんにしても楽しみ。

  • kasim さん

    単体で読めると聞いたのだけど、砕け続ける氷の槌が圧倒の神話になるのか壮大なホラ話になるのかこれ一作では先が読めない。著者曰く「形式でなく内容」が先に出た初の作品とのことだが、今のところやっぱり文体やストーリーテリングの上手さの方が目につくし、第2部はすごく読ませるけど第1部と第3部の反復はやや煩わしい。続けるしかないか。ボナッツィなる人の超越的で不吉、キリコやコスタビをさらに怪しくしたみたいな装画がこの巻は素晴らしく合っている。つるつるしたコート紙の黒と銀の中表紙もいい。

  • かわうそ さん

    三部作の1作目(時系列的には2作目らしいですが)ということで内容としてはプロローグ的な印象。ソローキンにしては異常さ控えめでかなり読みやすく、解説にあるように「形式よりも内容が前面に出た小説」として普通に次作が楽しみ。第三部には大笑いしました。

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ウラジーミル・ソローキン

1955年ロシア生まれ。70年代後半からモスクワのコンセプチュアリズム芸術運動に関わる。85年、当時のソ連を象徴する風景を戯画化した作品『行列』をパリで出版する。ソ連崩壊後、『青い脂』(99)、『氷』(2002)、『ブロの道』(04)、『23000』(05)と続く“氷三部作”や、『親衛隊士の日』(0

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