きれいな絵なんかなかった こどもの日々、戦争の日々 ポプラ・ウイング・ブックス

アニタ・ローベル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591074237
ISBN 10 : 4591074234
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,323p

内容詳細

世界中で愛されている絵本作家である著者が、ホロコーストを生きぬいた大戦下の子ども時代を、鮮やかによみがえらせて綴った心の記憶。生きる意味を問いかける感動の1冊。全米図書館協会YA部門最優秀賞受賞作。

【著者紹介】
アニタ・ローベル : 1934年、ポーランド、クラクフのユダヤ人家庭に生まれる。5歳のときに第二次世界大戦が始まり、ナチスの迫害を逃れて、ばあやと弟とともに逃亡生活を送るが、10歳で捕らえられる。姉弟ともに強制収容所で生きのび、戦後スウェーデンの療養所に送られる。その後両親と再会し、17歳のときにアメリカ合衆国へ移住する。プラット・インスティテュートで美術を学び、テキスタイルデザイナーを経て、絵本の仕事を始める。他に『ABCのおかいもの』(コルデコット賞次席)など数多くの美しい絵本を発表している。ニューヨーク在住

小島希里 : 1959年、東京に生まれる。翻訳家。『ねこのジンジャー』(産経児童出版文化賞)などの訳書がある。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    あっ、じゃがいもばたけの…!ドキドキしながら読みました。タイトルNo Pretty Picturesには絵以外にも暗喩があるなあ…と思いつつ。空襲の体験者さんにも、80過ぎて初めて語る、というような方が多くいらっしゃいます。語って初めて戦争体験に区切りがついたという方もいれば、ただただやるせない怒りに襲われる方もいました。ベーコンの話があったけれど、ある体験者の鮭缶の話も忘れられません。プロパガンダが約束するものと現実の差。生き残るということ。きれいごとでは済まない時代が、過去のままでありますように。

  • けんちゃん さん

    まず、アニタ・ローベルさんがユダヤ人としてポーランドで子ども時代を過ごしていたということからびっくりでした。比較をすればユダヤ人の中では、いろいろなところで恵まれていたのかもしれませんが、それでも10歳の少女がくぐり抜けた戦禍は想像を絶するものです。戦後の両親との再会までを含めて、彼女の感じたことが、飾ることなくストレートに語られ、正直なところ不快に感じる部分もありましたが、長い年月を経て「闇に葬り去ってはいけない」と、記憶を掘りおこした彼女のその思いを私たちもまたストレートに受け止めるべきなのでしょう。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    アニタ・ローベルさんの自伝。ユダヤ人である彼女が、ナチスからの迫害の中生きのびた5歳から17歳までの記録。その記憶力にも驚かされた。差別が当たり前の社会で、それぞれに熱い情を持っているのが、生き延びることのできた環境なのでしょう。彼女が生きのびたおかげで、私たちは素晴らしい絵本と出会ってるんですね。

  • ochatomo さん

    絵本作家アニタ・ローベルさんは1934年ポーランドのユダヤ人家庭に生まれた 5歳から戦争で逃避行を続け、10歳で強制収容所へ送られたが奇跡的な生還を得て、スウェーデンで2年間療養、家族と合流して4年間学校生活を送り米国へ渡るまでを綴る 状況と気持を淡々と詳細にわかりやすく書かれていて、一気に読んだ 『わたしの話は、多くの人々の語ってきた話へのほんのつけ足しにすぎない』 日本の読者へのメッセージもあり 原題“No Pretty Pictures - a child of war” 元本1998年 2002刊

  • ぼんくら さん

    【アンネとお茶を】絵本作家のアニタ・ローベルはポーランド生まれのユダヤ人だった。5歳から11歳の間、ナチスから逃げ、カトリックのばあやの庇護のもと田舎や修道院で隠れて暮らし、つかまって弟と二人で収容所に送られてからの日々が綴られる。ばあやに守られて、ばあやが必ず助けてくれると信じて生きのびた幼い姉弟。当時の感情そのままを少女の視点から書いている。

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アニタ・ローベル

1934年ポーランドのクラクフに生まれる。10歳のとき、ナチスの侵攻により、強制収容所に送られるが、1945年に救出される。1952年、家族とともに渡米。のちにアーノルド・ローベルと結婚し、絵本の世界へ

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