アストリッド・リンドグレーン

人物・団体ページへ

よろこびの木

アストリッド・リンドグレーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198613044
ISBN 10 : 4198613044
フォーマット
出版社
発行年月
2001年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
29cm,1冊

内容詳細

ある日、物乞いで訪れた先で美しい言葉を聞き、辛い尽くしの中になぐさめを見出していたマーリンでしたが、やがて言葉だけでは心満たされなくなって…。魂がゆさぶられるほど繊細で美しい絵本。

【著者紹介】
アストリッド・リンドグレーン : 1907年生まれ。1944年から創作を始め、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を書いてきた。「長くつ下のピッピ」シリーズ(岩波書店ほか)、「やかまし村の子どもたち」や「名探偵カッレくん」(岩波書店)のシリーズなど、世界中で愛されている数々の物語を生みだし、「子どもの本の女王」と呼ばれている。ここ数年は毎年ノーベル文学賞の候補にもなっている

スヴェン・オットー・S : 1916年、コペンハーゲン生まれ。デンマークを代表する絵本作家・イラストレーター。1978年に国際アンデルセン賞画家賞を受賞。アンデルセン童話やグリム童話などに絵を寄せる仕事のほか、創作絵本も発表している。日本でも「ころころパンケーキ」(偕成社)、「みにくいあひるの子」(ほるぷ出版)、「マッチ売りの少女」(童話館出版)、「おおかみと七ひきの子やぎ」「ブレーメンの楽隊」(評論社)など多数の作品が紹介されている

石井登志子 : 1944年生まれ。同志社大学卒業。スウェーデンのルンド大学でスウェーデン語を学ぶ。訳書に「おもしろ荘の子どもたち」(岩波書店)、「筋ジストロフィーとたたかうステファン」(偕成社)、「おりこうなアニカ」(福音館書店)、「オスカルとポプラ通りのひみつ」「歌う木にさそわれて」「夕あかりの国」「しりたがりやのちいさな魚のお話」(徳間書店)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やすらぎ🍀 さん

    美しいものも楽しいこともないところで、私はどのように生きていけばいいのかわからなかった。…マーリンはみんなを優しく慰めて、安心させているのに、自分自身は生きている気がしなかった。美しいものを失ってしまったから。…パンをください。物乞いに出掛けた先で聴こえたもの。私が探していた美しいもの。…北欧の春の夜は静かに更けていった。眠れずに起き上がると、空は明るく澄んでいて、下弦の三日月が菩提樹を照らしている。そこに佇む魂は、小枝から一葉までに力を宿す。朝の光が射す頃、ナイチンゲールの晴れやかな歌声が聴こえてくる。

  • 新地学@児童書病発動中 さん

    「わたしの菩提樹がしらべをかなで、わたしのナイチンゲールはうたう」という言葉を支えに、両親を失ったマリーンが生きていくお話。マリーンが生活することになったまずしい人たちの小屋の描写が印象的。まずしい人たちの小屋とは、年をとって、心や体が弱った人たちが生活する窮屈な小屋。最初は嫌がっていたマリーンは、そういったお年寄りたちを、元気にしようと頑張る。物語の最後で、マリーンは自分の願いをかなえるために、身を捧げる。このラストは読む人に忘れがたい印象を残す。(続く)

  • ぶんこ さん

    昔のスェーデンでは、どの村にもあった「貧しい人たちの小屋」。働けなくなったお年寄りや病気の人、引き取り手のないみなしごが集められた小屋。そこに両親が病死したマリーン(8歳)がやってきました。美しい物、楽しい事もないところ。物乞いの日々で、ある美しい言葉「私の菩提樹が調べを奏で、私のナイチンゲールは歌を歌う」を聴く。言葉の持つ力、強く願えば叶う気持ち。そして他の人のために我が身を犠牲にしたマリーンの優しさ、つよさに感動しました。

  • tokotoko さん

    のちに、「長くつ下のピッピ」や、私の大好きな「ロッタちゃんシリーズ」を次々と生み出されたリンドグレーンさんの初期の作品です。多くの人達が貧しかった頃のスウェーデンを、ただまっすぐに見つめて書かれた作品のように思います。表紙の女の子がマーリンです。両親とも胸の病気で亡くなり、村に一軒ずつある「まずしい人達の小屋」で暮らしていこうと、まさに入っていくところです。そこでは、どんな生活が待っていたのでしょうか?マーリンを支えてくれたものは何だったでしょうか?「喜び」を表から裏からしっかりと描ききった1冊です。

  • とよぽん さん

    リンドグレーンの絵本を求め、図書館にて。スウェーデンにある「まずしい人たちの小屋」に、孤児となった少女マーリンがやって来た。美しいものがなにもない辛い生活の中、牧師館で聞こえた言葉の美しさにマーリンは慰められ、菩提樹を植えようと希望を抱く。強く願うこと、祈ること、自分の全てを懸けて・・・。とても深い物語だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

アストリッド・リンドグレーン

1907‐2002。スウェーデンのスモーランド地方生まれ。1945年刊行の『長くつ下のピッピ』で子どもたちの心をつかみ、数多くの作品を生み出す。その作品は全世界100か国以上で読み継がれている。没年、「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」が設立、2005年には、原稿や書簡類がユネスコの「世界の記

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品