Melvin Howard Tormeことメル・トーメは、1925年シカゴに生まれている。小さいときから歌や踊りが好きで、4歳からラジオやショウで歌っていたという。生まれついての「芸人」トーメの面影を語る話である。 10代になると歌、ピアノ、ダンスの全てをこなし、10代後半にはチコ・マルクスのバンドに加わって作曲編曲を手がけている(!)。そして、その頃から率いていたのがヴォーカル・グループの“メル・トーンズ”である。いかにもアメリカらしい感じのアレンジや歌声はこの時代の世界におけるアメリカの地位に相応しかったのだろう。