Mel Torme
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Mel Torme (メル・トーメ) プロフィール

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Melvin Howard Tormeことメル・トーメは、1925年シカゴに生まれている。小さいときから歌や踊りが好きで、4歳からラジオやショウで歌っていたという。生まれついての「芸人」トーメの面影を語る話である。
 10代になると歌、ピアノ、ダンスの全てをこなし、10代後半にはチコ・マルクスのバンドに加わって作曲編曲を手がけている(!)。そして、その頃から率いていたのがヴォーカル・グループの“メル・トーンズ”である。いかにもアメリカらしい感じのアレンジや歌声はこの時代の世界におけるアメリカの地位に相応しかったのだろう。

 1940年代はこうしてエンターテイナーとしての様々な仕事をこなしながらトーメは、自分の芸を磨くと共に生涯300曲以上に及ぶ作曲活動を続けていた。その代表的な作品が「クリスマス・ソング」である。いまだに多くの歌手たちにカヴァーされ、必ずあの季節には歌われる有名な歌である。
 真夏に作られたこの作品は歌詞も含めてクリスマスの期間を見事に表現した永遠の名曲である。そのほかインストものでも演奏される「ボーン・トゥー・ビー・ブルー」はマイナーな曲調が心に残るいい曲だ。『ミュージカル・サウンズ・アー・ザ・ベスト』はこうしたトーメを捉えた作品。

 この時期アーティ・ショウと録音した「明るい表通りで」は大ヒットした。その後デッカ、ベツレヘム、ヴァーヴと続けて名作を吹きこみ、加えて世界を旅し、テレビ番組を持っていた時期もあった。
 アルバムはショウビジネスに長けたトーメらしくライブ盤に名盤が多い。マット・デニスとは違うが粋な歌とそのステージングはアメリカが最も豊かであることを印象付ける雰囲気を身につけたパフォーマンスだった。『アット・ザ・クレセンド』『スウィングス・シューバート・アレイ』、そして、スタジオ録音だが、先輩格のスター、フレッド・アステアを歌った『シングス・アステア』、60年代に入ってからではジャケットの赤が印象的だった『アット・ザ・レッド・ヒル』などが残されている。

 80年代の『イン・ニューヨーク』、90年代に入ってからは『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』そして、クリスマス・ソングを集めた『メリー・クリスマス』と、最後まで衰えを知らない声と、エンターテイナーとしての最高のレベルを維持しつつ活動を続けていたが、1996年、一度目の軽い脳溢血に見舞われた。そして、1999年6月5日に脳溢血からの合併症を併発して73歳で惜しくも亡くなった。

 アメリカのショウビジネスの発展と共にあったメル・トーメは、ジャズとエンターテイナーの合間を行ったり来りしながらも、ジャズのフィーリングを最後まで失わずに歌いつづけた稀有な存在であった。

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