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colourmeister さんのレビュー一覧 

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     2010/08/15

    2007年にサイトウ・キネン・オーケストラで演奏されたあと、加筆修正され洗練された最新バージョンの「ル・タン・ロロージュ」を聴くことができます。「響き、空間、時間、神秘性」といったものを追求し続けているように思われます。一方、音の印象としてはデュティユーの交響曲第2番やメタボル、あるいは過去のさまざまな音楽の断片を彷彿させるようなフレーズもあり、二重三重の隠し味も楽しめます。ルネ・フレミングはすでに最高の評価を獲得した歌手ですが、新しい領域に挑戦する意欲は立派だと思います。小澤征爾/フランス国立管弦楽団も作曲者に対する尊敬の念が感じられ、すばらしい演奏です。ライブレコーディングですがノイズが少なく録音は優秀です。ディレクターはEtienne Pipard、 エンジニアはJoel SoupironとPhilippe Thibaud。Joel Soupironはデュティユーの「バイオリンと管弦楽のための夜想曲」(アンネ・ゾフィー・ムター/クルト・マズア/DG)でも録音を担当していました。

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     2010/08/10

    このLPは、音質の良さを堪能するためのものでしょう。深々としたオルガンの響き、スピーカーの位置を超えて広がる音場、1976年の発売当時から高音質盤としてデモンストレーションに使われてきました。1993年発売のLPと比較して、今回のプレスはより低音域が豊かです。録音エンジニアはBertil Alving、録音機器はクレジットされていませんが、パールのマイクロフォンとルボックスの民生用オープンリールデッキではないかと想像されます。

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     2010/07/25

    ステレオ誌に連載されていた時から、毎月楽しみに読んでいました。MOOKとしてまとまった形で読むと、また新たなおもしろさと発見があります。オーディオの設計と音楽ソフトの両方にかかわってこられた峰尾昌男氏の経験と知識と好奇心がいたるところに感じられ、これまでのオーディオ書籍とは違った「深さ」を感じます。次は、さらにつっこんだ言いたい放題の「続編」を期待しています。

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     2010/06/26

    注目すべきバイオリニストのCDデビューです。バッハの無伴奏ソナタは、すばらしく伸びやかでうるおいのある演奏です。重音奏法の部分の和音が澄んだ音でぴったりと決まって気持ちいいです。この曲は装飾音的な扱いで重音を弾く奏者が多いですが、高橋は両方の音をしっかり鳴らします。音楽的にどちらが良いということではありませんが、こういう演奏があっても良いと思います。
    バルトークは聞き慣れたメニューイン校訂版ではなく、原典版での演奏というのも注目。バッハのソナタを意識して作曲されたこの曲を、正攻法で大らかに歌い上げています。このディスクのもう一つの注目点は録音です。適度な残響をとりいれながら芯のある美しい音質で、TACETのフローリン・ポール盤をしのぐ出来だと思います。エンジニアは「ぴあのピア」の録音でおなじみの西本憲吾氏(Vivid Production)。

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     2010/06/05

    ダルバヴィはブーレーズが高く評価する作曲家の1人だが、作曲スタイルはブーレーズとはかなり異なる。スペクトル楽派の流れの上にあると言われるが、グリゼーやミュライユなどとも違う感じがする。旋律が順次進行の部分が多いのも現代音楽としてはユニーク。これが聴きやすさにつながっているのかもしれない。求める響きに必要な音だけを慎重に選んで構成しているという印象を受ける。
    バイオリン協奏曲の初演は、千々岩英一氏のバイオリン、ツァグロセク指揮により、ドナウエッシンゲン音楽祭にて行われた。その後、千々岩氏はパリ管弦楽団の副コンサートマスターとして活躍し、このディスクでもソリストを務めている。ソロもオーケストラも美しい響きと色彩感に富み、ダルバヴィの意図をよく表現していると思う。録音は、場所・日時・録音エンジニアも別々だが水準は高い。COLORはスタジオ、他の2曲はライブで、ほとんど編集せずにディスクにした良い意味で「生」な印象である。なお、ダルバヴィの作品のディスクは現在、ピアノ協奏曲(アンスネス/EMI 2641822)、フルート協奏曲(パユ/EMI 5012262)で聴くことができる。

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     2010/06/02

    80年代にCDを聴いたときは、LPに較べて実体感、音場感、空間感、切れ味が劣ると思った。今回のXRCDは、その不満を解消してくれた。いずれのディスクも高音質だが、楽器、録音場所が違うため音はかなり差がある。私の好みはディスク4,7、8で、自然な空間と適切な大きさの音像が感じられる。LPのようなコッテリした質感や散乱する感じはないが、間の静かさや、床が揺れる深々とした感覚を味わえる。JVCは良い仕事をしてくれた。今年前半最高の収穫の1つ。

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