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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

CD 交響曲第13番『バビ・ヤール』 大野和士&バルセロナ交響楽団、ニコライ・ディデンコ

交響曲第13番『バビ・ヤール』 大野和士&バルセロナ交響楽団、ニコライ・ディデンコ

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    カニさん  |  兵庫県  |  不明  |  2019年07月28日

    期待度、満点です。ショスタコーヴィッチの交響曲は、マーラーの交響曲の影響を受けているのは間違いない。しかし、マーラーの交響曲とショスタコーヴィッチの交響曲は、100パーセント真逆の方向性である。それが、分かるのがこの交響曲第13番「バビ・ヤール」だ。はっきり言って、私には、マーラーの交響曲「大地の歌」が嫌いだ。名曲だが、その厭世観(逃避性)と耽美主義はオリジナルの「漢詩」を愚弄している。ところが、このショスタコーヴィッチの交響曲第13番「バビ・ヤール」は、ロシア語(原語)で、現実を「風刺」を武器にして正面から直面している。その点では、モーツアルトやベートーヴェンの交響曲に近く。「現実と戦う」素晴らしい交響曲です。それだけに、これだけ賛辞を受ける演奏の記録の録音は、大注目である。

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    John Cleese  |  静岡県  |  不明  |  2018年11月08日

    これは凄いな、、、偽らざる一聴後の感想。どこがどうとあげつらうのも躊躇うほど心にストレートに届く憤怒の感情に打たれます。特に誇張があるようないわゆる「爆演」というわけではなく、音楽的にはむしろ堅実な仕上げ。しかし1楽章の肺腑をつくクライマックスなど今まで聴いてきたバビヤールの中でも一二を争う戦慄ですね。コンドラシン先生の初演ライブなどは、そのの凄さは初演ライブということ自体のスパイスも効いていますが、大野先生の当演奏はそのような歴史背景を持っているわけでもないのに、、、最新録音の素晴らしさも貢献してますが、改めてショスタコーヴィッチという作曲家の天才を、凄さを再認識した次第です。

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年10月18日

    都響に戻ってくれた大野和士が長く活躍した欧州に片足を残していた それがスペインであることに驚く しかもバルセロナと聞き 若き日彼がザグレブでタクトを握っていたことを思い出した 孰れも民族対立のある土地だ そして初Discがショスタコーヴィチの ”バビ・ヤール”でまた驚いた ソリストはロシア人だが カタルーニャ人がどんな演奏するのか興味が尽きなかった 蓋し名演である 作曲者が歓ぶ演奏だろう やはり明るさと軽やかさを失っていない これはショスタコーヴィチ好みだ だから終楽章”出世”が出色の出来だ 勿論大野の指揮の下 畏れ慄き怒り虚しさを表す剛の響きを忘れてはいない 第一楽章に打ち付ける鉄槌突き刺さる楔の響きには胸が鷲掴みにあったように痛い 人間の滅びざる悪心が作り出す諸相を刻み込んだ音楽だ その初演版をアメリカのエヴェレスト・レーベルの輸入盤で御茶ノ水から求めてきて聴いた少年の日を忘れない これがわたしのショスタコーヴィチとコンドラシンとの出会いだった 分からないロシア語の向こうから恐怖と憤怒を聴き取った あなたも如何 

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