シューベルト(1797-1828)

CD 即興曲集 ルプー

即興曲集 ルプー

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2020年05月06日

      Webの音楽ニュースによるとルプーが2019年に引退をしたとか。不勉強で2020年の今さら知った次第だが寂しいかぎりだ。 コンサートでは2012年にシューベルト(D960)などのプログラム取れたものの体調不良でキャンセルされ、2013年にシューマンとシューベルト(D959)を聴けたのが最初で最後の機会。記憶違いか集中力の問題かシューベルトでかなりすごいミスをしたものの、音楽自体の美しさや繊細さは全盛期もかくやと思わせるものがあった。2019年6月、ベルリン・フィルのコンサートでもクレジットされながらキャンセル(その代役が、すでに引退していたピリスだったのにも驚いたが)していた。とにかくCDでルプーの美しい演奏を聴く方が多い立場としては残念だが、ありがとうございましたと言いたい。   1993年録音のシューマン(フモレスケ、子供の情景、クライスレリアーナ)が最後のリリースのはずだ。  願わくば…だが、たしかシューベルトのソナタ(D840などだった気がする)を録音してリリース予定していたがひっこめた記事を読んだ記憶がある。他にも彼のリリース許可出ていないものがある気がするのでそれが出てくることを祈っている。   で、そのルプーへの思い出として真っ先にあげたいのがこのディスク。もっとも彼らしさが出ていると思う。 他の即興曲のディスクと比較すると幾分音の線は細いが、蝶の羽のように触れたら壊れてしまいそうな繊細で優しさがこもった即興曲。芸術とはいかに繊細でこわれやすいものかと初めて聴いたときに思ったものだ。 特に好きなのはD899の1曲目、(うちの再生機の表示で)3:55位からのモノローグの辺り、特に4:13前後の音の散らし方はどの演奏とも違う、はかない美しさがある。1982年の録音ながら、今でも聴くと純真な音のうつろいに心がふるえてくる。 シューベルトへのファースト・チョイスとしてもおすすめだし、ルプーの入り口としてもすすめたい。残念ながらこれから「最新録音」の新譜はリリースされないが、かつての古い録音にも「音楽」は詰まっている…。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年07月15日

    シューベルトの即興曲集は、名旋律の宝庫である。透明感溢れる清澄さをいささかも失うことなく、親しみやすい旋律が随所に散りばめられており、数々の傑作を遺したシューベルトの名作群の中でも、上位にランクされる傑作であると考える。ルプーは、並みいる有名ピアニストの中でも、リリシストとも評される美音家を自認しているだけに、このような即興曲集は、最も得意とする作品と言えるだろう。我々聴き手が、ゆったりとした気持ちで安心して即興曲集を満喫することができるという意味では、オーソドックスな名演であると高く評価したい。音質は、従来盤でも、英デッカの録音だけに十分に満足し得る音質であったと言えるが、SHM−CD化によって、若干であるが、音質にやや透明感を増したのではないかと考える。ネット配信が大きな広がりを見せる中で、CDがますます売れなくなってきており、そのような中で、SACDはもちろんのこと、本盤のようなSHM−CDなど、何らかの付加価値をつけないと、ネット配信との差別化を図れないということだと思われる。ただ、SHM−CDで2800円というのはいささか高いと言えるのではないか。SACDならばともかく、価格においても今一歩勉強しないと、とてもネット配信には太刀打ちできないと考えるのは、果たして私だけであろうか。

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  • ★★★★★ 

    カラジャン  |  山口県  |  不明  |  2010年06月02日

    なにも言うことがありません、素晴らしい名演!名盤!!

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  • ★★★★☆ 

    kanahayley  |  hiroshima  |  不明  |  2007年03月05日

    女性的な、やさしさ。と、男性的な、つよさ。この両方を、兼ね備えた、彼の演奏は、シューベルトには、ぴったり。だと思う。.....ほんと、うつくして、やさしい音色の、シューベルト!.......ベートーヴェン Piano Concerto.5: Lupu(P)..... なんかも、よかったな。

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  • ★★★★☆ 

    チンチャオ  |  横浜市  |  不明  |  2007年01月17日

    初出盤を1985年に買った。ルプーは大好きなピアニストの一人で、当初これを繰り返し聴いた。その繊細さ、に打たれた。しかし、今こうして聴いてみると、シューベルトの突き抜けるような孤独感は表現し切れていない。たとえば、冒頭D899-1。弱音が、むしろ耽美へと傾く。グルダ晩年の同曲の録音を聴いてしまうと、差違はあまりに歴然。ルプーさん、指揮だけではなくピアノ録音を再開して下さい!

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  • ★★★★☆ 

    チンチャオ  |  横浜市  |  不明  |  2007年01月17日

    久しぶりに聴き直してみた。良くない。たとえば、冒頭のD.899の1。ただ弱々しいだけで、突き抜ける孤独感は表現し切れていない。この元盤を1985年に買った。その当初はずいぶん感じ入って繰り返し聴いたものだが、評価は変わるものだ、ルプーは大好きなピアニストの一人。けれども、これら即興曲をグルダ晩年の録音で聴いて、表現の奥深さに感動し、同時にルプーへの物足りなさを感じた。ルプーよ録音再開を!

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