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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ハンス・シュミット=イッセルシュテット

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ハンス・シュミット=イッセルシュテット

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  • ★★★★☆ 

    たーさん  |  神奈川県  |  不明  |  2011年04月09日

    LPで最初に出た時は総譜が付いていて,それを「読む」などとは程遠いもののとりわけ第3楽章の旋律線の美しさには耳ではもちろん眼でもうっとりさせられた。 1枚に収録されているので,その途中で盤を反す必要があったが,それもまあ一種の儀式みたいなものでさほど気にならなかった。  録音は,客席の最前列中央で聴いているような趣きと言えるだろう。そういう音づくりがされているという感じがある。たとえば終楽章の「行進曲風に」の冒頭でのコントラファゴットの響きとか独唱者の「競演」的な聴こえかた,それに第1楽章でのフルートの飛び出すような強奏など。  演奏のこと。シュミット=イッセルシュテットはヴィーン・フィルと録音だけでの共演だったと思われるが,この誇り高い楽団をちゃんと「指揮している」ことは彼が主として指揮していたハンブルクでの「第9」を参照するよく分かる。整然とした運び,時に見せる高揚,軽い陶酔などはどちらからも聴こえてくる彼独特のものだ。歌手たちについて言えば,男声は何れもこの曲が求めている質に適っている思う。これに対し女声ふたりは高貴には縁遠いが滑らかな歌い回しはなかなかのもの。またアルトの存在感の確かさには驚かされた。これと矛盾するようだが表現上ではこの女声が脇役に回っている感じが最終の四重唱ではうまくいっている。  この演奏がCD化されたときの期待の一つは第3楽章を通しで聴くことだった。実は2枚組のLPが出た時もその期待があって買ったのだが1枚ものの時の盤の切れ目にあたるところで音が途切れていた。そんなふうだと今度はそこが気になる。CDも国内盤・輸入盤と2度買ったがやはり同じ。ということは元もとの録音がそうなっているということか。現行のCDはどうなのだろう。どなたか教えて下さいませんか。

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  • ★★★★★ 

    音楽連合  |  山口県  |  不明  |  2010年07月06日

    ウィーンフィルの独特の音色が出ている1枚です。僕はウィーンフィルによる合唱はベームやバーンスタインが有名だと感じているが、イッセルシュテットとの演奏はHMVレビューによれば初のステレオ録音というのが未だに信じられない。オケも合唱も存分に感動を味わえる名盤と感じています。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年06月29日

    シュミット・イッセルシュテットによるVPOとのベートーヴェン交響曲全集の一曲、1965年の録音(シュミット・イッセルシュテット65歳)で演奏タイムは@16’48A10’18B16’00C25’56とやや第2,3楽章が短いようです。独唱陣はサザーランド(39歳頃)のソプラノ他ホーン、キング、タルヴィラで中々豪華、オペラチックな展開が期待されます。第1楽章、割とがっちりとした感触、途中ピークの処・・・大きなウネリ、波へのまかせは素晴らしい。第2楽章テンポはやや早くあまり闘争的ではありません。ティンパニーは平均的。続く楽章VPOの美しさが少し早目の展開で心地良いです。もう少し深みの欲しい雰囲気もあり個性的な面も欲しいのですがこの演奏の一番の聴きどころではないでしょうか。最終楽章比較的穏やかに入り大層には鳴らしません。途中少し凝った表現もしこの指揮者の職人芸がVPOという一般的な演奏印象に波紋を投げかけたりします。声楽部分に入ると流石先述のメンバー、トップバッターのバスから堂々としっかりしています。バランスは別にして何か各独唱陣で競争的色合いが増した感じです。半面合唱は少しおっとりはしているみたいです。全体としてはこういうのがウィーン風伝統というのかもしれませんがこの全集での第6番「田園」ほど充実した面は私の実力では聴き取れませんでした。なお、シュミット・イッセルシュテットにはNDRSOとの1951年、1970年録音「合唱」盤が過去あり前者にはソプラノにビルギッド・ニルソンが登場して本盤のサザーランド他と同じくオペラチックな歌唱ぶりが聴けたのではないでしょうか。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    ノーブル  |  大阪府  |  不明  |  2010年06月13日

    レコードで気に入っていたので、購入。この時代のウイーン・フィルは、演奏が録音されるようになってからは、最高の黄金期であろう。ある人は、この様なスタイルの演奏を単に「無難」というかもしれない。しかし、この様な素晴らしい演奏者の組み合わせで、また、それが素晴らしい演奏となっているのは、なかなか無いのではないだろうか?特に、第3楽章は、何度聴いても涙が止まらない。

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  • ★★★☆☆ 

    S.A.倉田  |  大阪府  |  不明  |  2010年01月14日

    古き良きウィーン・フィルの響きが薫り立つ趣のある一枚。なんと「ウィーン・フィルによる第9初のステレオ録音」だそうだ。第4楽章においておやっと思わせる部分があるものの、全体的には古典的と言える演奏になっているのでお薦めしやすい。と、褒めどころは確かにあるのだが私の好みではなく評価がやや厳しくなってしまった。

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  • ★★★★☆ 

    KM  |  Hakata  |  不明  |  2008年10月03日

    4人の独唱のアンサンブルが美しく聞こえなかったけど、どうでしょうか。その他の点はすばらしい。録音は、50年代終わりのバックハウスの伴奏をつとめたステレオ盤(1992年頃の輸入盤)のほうが、いいような気がするが、ただ、第九とPf協奏曲はジャンルが違うので、その両者による録音の良し悪しは比較できない...。近々発売されるSHM-CDとやらの音はいいのかしらん。

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  • ★★★★☆ 

    金さん  |  長野県長野市  |  不明  |  2008年02月05日

    古き良きデッカの録音です。田園もそうだが、イッセルシュテットはツボを巧みに押さえていてウィーンの伝統が香る名演となっていると思います。それでいて個性が抑えられているわけではないところがこの指揮者の魅力。この時代のウィーンフィルはとても上手い。

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  • ★★★★☆ 

    けろ  |  奈良県  |  不明  |  2007年03月11日

    シュミット=イッセルシュテットの第9番は, こちらのVPOとのものもいいが, NDRとの51年盤や70年盤の方がやっぱり凄い.

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  • ★★★★★ 

    あるまじろ  |  神奈川  |  不明  |  2006年09月05日

    Vpoのしなやかな弦、美しく響く金管、音色豊かな木管、嫌味でない打楽器。合唱は少し物足りない気もするが、イッセルシュテットの、オケを活かした曲作りでカバーされている。値段を見ても問題はないし、これくらいの分かりやすい名演は、あまりないだろう。第9初心者の方には、特に聴いて頂きたい名盤だ。

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  • ★★★★☆ 

    オタヌキ  |  愛知県  |  不明  |  2006年01月24日

    本当にイッセルシュテットとウィーン・フィルはマッチしています。この指揮者はオケを作り上げるのがうまい。私自身第9番は何を聴けばいいのか分からないところがあり、暗中模索状態。そんな私にさえ違和感なく聴けた。 ソリスト、合唱団は熱演でしたね。これがあるから9番は難しい。このCDはお薦めかな。

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  • ★★★★★ 

    fukifuki  |  Ibaraki Pref.  |  不明  |  2005年05月15日

    以前全集盤を購入したが、こちらのばら売り盤が断然クリアな音で惚れ直した。演奏に変なクセもなく、曲自体にすっと入っていける。ウィーンフィルとイッセルシュテットの人柄が素晴らしい演奏を生み出した。世に誇るスタンダート足りえる演奏。 この値段では、買って損なし。

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  • ★★★★★ 

    Gilles  |  東京都  |  不明  |  2004年10月03日

    これは「伝統的なスタイルによる名演」か?否。指揮者は随所に個性を刻印し、時にゾッとするほどの深さをみせる。が、表面上はウィーンpoの美音でそれを見事に隠し通し、「伝統的なスタイル」に見せているのである。これぞ究極の職人芸だ。

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