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ドヴォルザーク(1841-1904)

DVD 交響曲第9番『新世界より』、『ルサルカ』より、他 アンドリス・ネルソンス&ゲヴァントハウス管弦楽団、クリスティーネ・オポライス(日本語解説付)

交響曲第9番『新世界より』、『ルサルカ』より、他 アンドリス・ネルソンス&ゲヴァントハウス管弦楽団、クリスティーネ・オポライス(日本語解説付)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2018年09月01日

    ゲヴァントハウス管の楽長就任内定後だが、実際には就任する前のライヴ。ブルックナー・シリーズではオケの伝統的なブルックナー様式にうまく乗っかってしまっているネルソンスだが、ここでは自分の方から積極的に音楽を作りに行こうとしている。『新世界より』は以前からの持ちネタでバイエルン放送響との録音、録画(2010年)もあるが、わずか7年の差とはいえ、指揮者のアプローチに確実に進歩が感じられるのは心強いところ。テンポはやや遅めで、序曲『オセロ』のみ最後に猛烈に急迫するが、それ以外では力押ししてオケを無理に煽ったりしない。強弱の差は非常に大きく、硬めのバチでティンパニを強打させるなど、ダイナミズムの表現にも見るべきものがあるが、むしろ特筆すべきは抒情的な部分の美しさ。まず第1楽章では、かなりテンポを落として歌われる第3主題のしなやかさに惚れ惚れさせられる(ちなみにバイエルン放響盤と違って、今回は第1楽章の提示部反復なし)。前回録音では第2楽章の素っ気なさがやや残念だったが、今回はより遅いテンポで細やかに歌う。第3楽章トリオの脱力具合もとても面白いし、第4楽章最後の粘り方も一段とスケールが大きくなっている。オポライスの当たり役『ルサルカ』を中心にした前半ももちろん結構。アンコールが『新世界より』と同じホ短調のスラヴ舞曲 Op.72-2だというのも、よく考えられている。

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