【中古:盤質A】 ブラームス:ヴァオリン協奏曲(渡辺暁雄&都響)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番(レーグナー&読響) ヘッツェル(1988ライヴ)
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 2016年08月17日
モーツアルトのほうが良い出来だ。読響とレーグナーの作り出す響きが大変柔らかく、サントリーホールの音響特性も相俟ってきれいな仕上がり。ヘッツェルのソロもこちらのほうがまとまりがよく、良く歌っている。一方、大曲ブラームスのほうは、モーツアルトより二日後の録音で、オケは渡邉暁雄指揮の都響。こちらは東京文化会館だが、わずかながらサントリーホールよりデッドなものの、音のうるおいには欠けておらず録音としては良い方。ただ、ヘッツェルのソロは、この曲の場合は、やや線が細いと感じさせるのと、少し音程が甘いところも散見される。ヘッツェルのあくまで室内楽の人で、この曲のような場合には、やはり線の太さと、ある種の構えの大きさのようなものが必要で、ヘッツェルのこの演奏にはそれがやや欠けている。しかし、上品に歌うところは歌っており、不満はそれほど大きくない。オケの伴奏にも問題はなく、ヘッツェルのブラームスのコンチェルト録音は他に知らないので、持っている価値はある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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けむんぱす | 茨城県 | 不明 | 2014年03月23日
G.ヘッツェルが、来日時にソリストとして何度か日本のオーケストラと協演していたことは聞き及んでいたものの、その録音が世に出るとは。長年待望し、そして、ほぼ諦めておりました。過度な強調も、はったりもない、しかし、限りなく深い音楽を聴くことができました。こうなると、ベートーベンの協奏曲なども是非にと期待してしまいます。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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